著・その他
須本 壮一
米軍の日本上陸がもはや時間の問題となってきた、昭和十九年十一月。帝国海軍大佐・源田実は山本五十六の遺志を継ぎ、後に最強とうたわれる本土防衛の切り札「第343海軍航空隊」を設立。昭和二十年一月。戦闘三〇一隊長・菅野直、戦闘七〇一隊長・鴛淵孝、戦闘四〇七隊長・林喜重ら、帝国海軍屈指のエースパイロットが集結し、「第343海軍航空隊」は新たに「剣部隊」と命名される。そして彼らがパートナーを組む戦闘機こそ、零戦から「最強」を受け継いだ紫電改だった。
昭和の時代、本土防衛に賭した343空の若きパイロット達。撃墜王・菅野直を筆頭に、彼らの生きた証をその圧倒的な筆致で余すところなく描く!
第二〇一海軍航空隊戦闘三〇六飛行隊分隊長。大尉。源田から本土防衛の航空部隊へ誘われ、反発するが…
軍令部主務参謀。大佐。本土防衛のための最強の航空部隊・第三四三海軍航空隊を作ろうとし、菅野に声をかけるが…
第二〇一海軍航空隊戦闘三〇六飛行隊二番機。上等飛行兵曹。菅野の部下
第二〇一海軍航空隊戦闘三〇六飛行隊三番機。一等飛行兵曹。菅野の部下
第一航空艦隊長官。中将。特攻の指示を出す
軍令部次長。中将。源田の本土防衛のための計画を支持する
連合艦隊司令長官。ブーゲンビルで死ぬ。源田を軍令部に行かせた張本人で密かに彼と同じ本土防衛の航空部隊を構想していた
浦賀船渠株式会社社長。元海軍中将で山本五十六の親友。山本が残した密旨を源田に見せる
戦闘七〇一飛行隊分隊長。帝国海軍屈指のエースパイロットの一人。明るく屈託のない性格で、三〇一の分隊長の菅野とも意気投合
第三四三海軍航空隊飛行長、階級は少佐。紫電改の開発から関わってきたパイロットであり、新たに命名された「剣部隊」の搭乗員達の面倒を見る
製品名 | 紫電改343(2) |
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著者 | |
発売日 | 2021年03月23日 |
初出 | 『イブニング』2020年21号~24号、2021年1号~3号 |