著
雷蔵
風烈廻り同心・紅藤月也は「甘ちゃん」。ライバルの火盗改めにも手柄をさらわれ、付き人の小者にも逃げられてしまう始末。心配した妻の沙耶は男装して月也の小者になり、夫を助けていくことを思いつく。沙耶の推理力と月也の人間力(?)で「八十両の盗賊事件」や「町娘連続手籠め事件」を解決し、「夫婦同心」の評判は上昇中!…のはずが月也は「長屋住まい」を言い渡される。もしやクビと早とちりをする月也だが、それは「潜入捜査」だった。「盗賊の手引きをする占い師」がいるという情報を受け、長屋に駆け落ちしてきた夫婦を装った月也と沙耶は、カリスマ占い師・玄祭先生の正体をつかめるか?
南町奉行所の風烈廻り同心。お人好しで甘ちゃんな性格で、火盗改めに手柄を横取りされたり、付き人の小者に逃げられたりしている
月也の妻。人が良すぎる夫を支えようと、男装して月也の小者になる行動派。井戸端会議での噂話など女性ならではの方法で事件解決に協力する
南町奉行。月也の上司。お人好しで心根がまっすぐな月也に期待を寄せている
南町奉行所の内与力で月也の上司。人を斬ることを躊躇しそうな月也に代わり、事件を隠密裏に処理するため下手人を成敗することも
辰巳芸者。偶然知り合った沙耶と月也を気に入り、捜査に協力してくれる。気っ風のいい姉御肌で、周囲から慕われている
音吉の顔見知りの少女のような美少年。音吉に恩を感じており、沙耶たちに協力する。ある事件の解決後に深川で梅花売りとなった
凶悪事件を専門に取り締まる火盗改め方の同心。月也に会うたびに「ぼんくら」と揶揄し、その手柄をかすめ取ることもある嫌味な男
盗賊たちの手引をしている容疑のかかっていた占い師。疑いとは逆で、奉行所を動かすために盗みの吉日を占う者がいると自分で噂を流していた
製品名 | うちの旦那が甘ちゃんで(2) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2021年05月07日 |
初出 | 『月刊少年シリウス』2020年11月号~2021年4月号 |