原作・その他
西荻 弓絵
人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある。今日もまた大御所ミステリ作家の葬儀の場で、遺産をめぐる熾烈な「争族」が始まった。葬儀の場で上映されたビデオ遺言をきっかけに、作家の三人娘VS.秘書の仁義なき戦いのゴングが鳴ったのだ。そんなきな臭い匂いにつられてやってきた一人の探偵、名は灰江七生(ハイエナオ)。相続にまつわるトラブル専門の探偵だという灰江は、ハイエナの如き嗅覚で、作家が遺した「遺言」の秘密を暴き出すーー! 前代未聞の相続ミステリ、ここに開幕!
私立探偵。相続を専門に調査している。元弁護士。借金まみれで、元カノのことをまだ引きずっている。ノリは軽いが、優れた観察力を持つ
灰江の探偵事務所のスタッフ。彼から依頼された調査はなんでもする。元医大生なので遺体の調査もできる。バイクや車に精通している
灰江の探偵事務所のメンバー。元警視庁科捜研のエース研究員。背が小さく声が小さいので存在感がないと言われることも。お金に目がない
テレビ出演や講演会にも引っ張りだこの弁護士。灰江とは顔見知りで彼を嫌っている。令子がバイトしているジムに通っていて、彼女にはいい顔をする
大国生命社長室付き特務担当係長。保険調査員でも見破れない案件を灰江に依頼する
保護猫カフェの店長で、保護猫のボランティアも精力的に行なっている。朝長の片想いの相手。ニックネームはソフィー
健治の孫で、22歳の美大生。銭湯を継ぎたいと考えており、健治とともに土地の状況などを調査することにするが、思わぬ問題が発生する
灰江が通う老舗の銭湯の経営者。77歳。娘夫婦は継ぐ気がないが、できれば銭湯を残したいと、灰江に相続対策を依頼する
製品名 | 相続探偵(1) |
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著者 | |
発売日 | 2021年05月21日 |
初出 | 『イブニング』2021年2号~7号 |