著
泰 三子
“絆”というの名のもとに優しさを差し出されると、
黒田カナは「仲間になれない」と思ってしまう――。
そして警察官なら誰しもが持つはずの正義の心と、
番記者、住人、被害者……それぞれの正義。
これは、いくつもの正義が交錯する中で
事件を解決するために、
不作五人衆の一人とされた彼女が、
自分の「正義」を貫き通していく物語である。
町山警察署生活安全課所属の巡査長。痴話喧嘩が多いるみを彼と別れさせるために奮闘していたが…。彼女の事件で、かつて親族のことで目の当たりにした「正義」に再び怯えるように
交際相手の大山との痴話喧嘩で週に1、2回、町山警察署に通報していた。最終的に別れるため、カナたちに手助けされ実家に戻るが…
るみの交際相手。彼女がいないと何もできない。女性を相手にすると無条件に横暴な態度をとる
カナの同期で町山警察署刑事課所属。彼女がるみの事件で精神的に追いつめられているところを救う
町山警察署生活安全課所属の警部補。係長でカナの上司でもある。るみの事件が発生後、急遽入院することになり…
町山警察署生活安全課所属の巡査長でカナの後輩。頼りないところはあるが、仕事には一生懸命
警察学校でカナたちの期の担当教官だった。現在は、本部の捜査一課係長。るみの事件直後、西川が入院したため、急遽カナの担当をサポートすることに
町山警察署捜査一係所属の巡査部長。刑事課長の命令で、るみの事件の庶務係や犯人の取り調べを行うことに。そのせいで鎌田からはあまり好かれていない
町山警察署交番勤務。中富と鎌田に頼まれ、るみのアパートの隣人への聴き込み捜査に協力し、重要な証言を得る
町山警察署交番勤務。るみの事件では現場のサポートをする
本部捜査一課の係長でエース。警部に昇任予定で、るみの事件が最後の現場。新人時代、町山警察署の刑事課長に罵倒されたおかげで、彼に認めてもらおうと出世してきた努力の人
本部捜査一課所属で巡査部長。源をひいきする町山警察署の刑事課長を敵視しながらも、彼の腕は買っている
町山警察署刑事課所属。るみの事件で捜査員の任務を決める権限を持つ。捜査の要となるところに源を配置したことで、鎌田から反発を受けるが、それも作戦のうち…?
息子が殉職してしまった過去を持つ。それにカナの家族が関わっており、そのせいで彼女が不幸にならないよう、防犯ボランティアとして出会い、さまざまな世界があることを説いた人物
岡島新聞の記者。るみの事件は警察に落ち度があったと思いつつも、被害者である彼女がネットで叩かれているところをメディアの力で救おうとする
製品名 | ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス |
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著者 | |
発売日 | 2021年06月23日 |
初出 | 『モーニング』2021年9号~18号 |