著
江口 夏実
『鬼灯の冷徹』江口夏実最新作!
地獄の次に描くのは…この世とあの世のはざま!?
大学生の真木と八重子はある日、
頭から血を流しているのに救急車も警察も嫌がる怪しげな男と出会う。
モグラと名乗るその男は「あの世から出禁をくらっている」と
おかしな話をしはじめた。
以来、二人には今まで見えなくてよかったものが
見えてしまうようになりーー。
世にも不死議な物語の幕が開く!
あの世から出禁をくらっており、狭間の世界で生きる不死身の仙人。現世にある「抽斗(ひきだし)通り」で服役中。亡者から出る火の玉を集めて無事にあの世に逝きたいと願っている
八目大学文芸学科文学専攻児童文学ゼミのゼミ長を務めているオタク大学生。モグラとの出会いからこの世のものではないものが見えるように
真木を同じゼミの友人。彼と同じく陰キャで、冷静なタイプ。曽祖父がかつて戦地に赴いた時にモグラと出会っていたことで不思議な縁を感じている
八重子のバイト先の新人。未成年だが発育がよく立派なアルプス山脈の持ち主。霊に取り憑かれやすい体質だが霊は見えない
詩魚と同じ学校に通っており、モグラとは顔なじみで、父は真木の大学の教授。代々化け猫憑きの家系で霊を祓っているが、修行中の身なので彼からはタダでお祓いを丸投げされている
梗史郎の父で猫附家の当主。真木の大学では幻想文学論の教授で自身も小説家でもある。抽斗に通うようになった真木たちにあまり深入りしないよう忠告をする
製品名 | 出禁のモグラ(1) |
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著者 | |
発売日 | 2021年09月22日 |
初出 | 『モーニング』2021年19号、20号、23号、25号、27号、29号、31号、33号 |