著
北 駒生
婚約を解消したばかりの図書館司書・眞と、庭師を引退したばかりの誠二郎。“終わったばかり”の二人が交流を重ねるうちに、それぞれの日々に新たな光が灯っていく。草花の命、読書の喜び、本当の痛み、自分の中に光る星。数々の光を掴みながら、二人は新しい人生を歩み始める。30歳の図書館司書と70歳の庭師が紡ぐ、新たな日々の物語。
図書館司書。理一といると自分を失くしてしまいそうで、婚約解消する。祖母の庭の花を手入れした人が誠二郎だとわかり接近する。藤之江遥の小説のファン
70歳。引退したばかりの庭師。しかしまだ仕事に未練がある。ひょんなことで知り合った眞が投げかける言葉が胸に刺さり、植物にしか興味がなかったが、人にも向き合おうと思い始める
眞の元婚約者。彼女より2つ上。ある時から知人や眞をくさすように。彼女から切り出された形で婚約を解消する。藤之江遥と関わりがある様子
今は入院中で眞が世話をしている。昔の写真からかつて庭にある花を手入れをしたのが誠二郎だったと眞に教えてくれた
眞が大切にしていた押し花のしおりを見つけて届けてくれた人物。精神的に落ちていたところを眞に救われ、彼女が気になっている誠二郎との仲を応援している
万里の下宿先の孫。やけに彼に懐いている
誠二郎の孫。眞が誠二郎と会話をしているときに泣いているのを見てしまい、2人の関係を疑うが、藤之江遥の小説が好きなことで眞と意気投合する
理一の後輩社員。恋愛よりも「推しと友達が最強」と言い切る
理一の過去を知る友人で、クラブのバーで働いている。藤之江遥の正体に心当たりがある
製品名 | 銀河のカーテンコール(1) |
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著者 | |
発売日 | 2021年08月23日 |
初出 | モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2021年4月号~8月号 |