著
かわすみ ひろし
「気持ちが伝わる料理」を求めて、一流ホテルの厨房を飛び出した料理人の大沢公は、ベトナムの日本大使館公邸で働きはじめる。世界各国のVIPたちの思惑が渦巻く戦場のような食卓で、公は「気持ちが伝わる料理」を武器として倉木和也大使をサポートする。その姿はまさに「味の外交官」。
ベトナムで日本大使公邸料理人を務めあげ、帰国。その後は日本で様々な外交問題解決のため、倉木に協力している。料理のことになると周りが見えなくなる
T大学法学部卒のキャリア外交官。つねに冷静沈着で人望も厚い。その外交手腕を買われ、日本で新ポスト「国家情報担当大使」に就任
倉木の補佐役を努める記憶力抜群の外務事務官。かつては自分の役職を閑職と考えていた時期も。愛の大学時代からの知人で、彼女と婚約した
世界各地を巡った後、公の元に押しかけ弟子入りした。料理に真摯に向き合っている。公の元から独立後、在香港日本総領事公邸料理人に。語学が堪能
愛の中学時代の同級生。板前をしていたが、親方を殴って失業。公邸料理人として倉木に雇われる
公の妻。ホテル勤務時代に公と出会い結婚、長女・かおりをもうける。最近、長男・匠を出産した。料理人として成長していく公を見守っている
公とひとみの愛娘。公邸料理人としての父親の仕事ぶりを誇りに思っている
倉木の一人娘。父と同じ道を志し、外務省に入省。ベトナム語のスペシャリストになるべく、ベトナムで研修を受ける
ベトナムの日本大使公邸料理補助。公のベトナム在留中、現地の食材調達などでサポートしてくれていた。バツイチで娘が1人いる
ベトナムの市場に住む少女。ベトナム在留中の公に、料理のヒントをくれたり買い物を手伝ってくれたりしていた
製品名 | 大使閣下の料理人(1) |
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著者 | |
発売日 | 1999年05月19日 |
初出 | 『モーニング』’98年34号、42号~50号 |