著
PEACH-PIT
誰よりも雅を解し、
誰よりも女子力が高く、
平安文化の最先端をいくなぎ子。
だが、そんななぎ子――のちの清少納言の正体は、「男」だった!!!
なぎ子のギリアネ・光子は、
正体がわかっても仲の良いなぎ子(♂)と則光(♂)の夫婦に感化され、自分も婚活を決意する。
なぎ子の協力もあって、光子の存在は都で大きな話題に。
しかし、光子に興味を示した花山天皇により、彼女は攫われてしまう。
それを利用して政権で力を握ろうとする藤原氏。
そして光子を取り戻そうとするなぎ子たち。
様々な人物の中心にいる光子はどうする…!?
平安文化を現代的な感覚で描き出す、PEACH-PITの最新作。
この清少納言、いとエモし!
輝くばかりの美貌と、人の心に突き刺さる毒舌の持ち主。女子力が高く、雅の最先端をいく。女性の格好をしているが実は男性
なぎ子の夫。自他共に認める朴念仁。なぎ子に一目惚れし結婚するも、男性と知り愕然。別れる決心がつかず、今後の身の振り方に悩んでいる
則光の姉。母代わりに彼を育てて来ており、重度のブラコン。なぎ子が男性と知り、二人を別れさせようとしていた。婚活することを決める
なぎ子の幼馴染。美しいものが大好きな美青年。病的なまでのNTR(寝取り)属性を持つポエマー。8歳の時にできた初カノは人妻
なぎ子の屋敷に迷い込んだ美少女。その愛くるしい言動で皆をメロメロにした。なぎ子が実は男性であると見抜く
定子の伯父。笑顔で人を魅了するが、時に恐怖を感じさせる眼光を見せる。飄々としており底が知れない人物
定子の兄。彼女の知性の高さを唯一理解している人物。道長にそそのかされ、藤原一族としての責務を果たそうと帝の命を狙う
定子の父。彼女に甘い
定子の祖父。彼女には笑顔ばかり見せるが、自分の地位のため定子を利用し、現在は花山帝に譲位を迫ろうとしている
おろ丸と一緒に自殺しようとしていたところを則光が助けた縁で、おろ丸をなぎ子と則光の子として育てることに。おろ丸の乳母
朽葉が産んだ子で、なぎ子と則光の養子
なぎ子の姉。自分で人生を選択できず、望まぬ結婚をしたことで自殺した。彼女の意志を継ぐため、なぎ子が女装をするようになった
陰陽師。帝に対して優しくない数少ない人間だが、信頼されている。光子が帝の運命の人だと占う。外見は実年齢よりかなり若い
新しい帝。芸術と恋愛が生活の中心だが、芸術的才能は本人が思っているほどはない。運命の人である光子を拉致監禁するが、意外にも意気投合する
製品名 | 清少納言と申します(4) |
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著者 | |
発売日 | 2021年08月12日 |
初出 | 『BE・LOVE』2021年2月号、4月号~7月号 |