著
中丸 洋介
数多の武芸者が”最強”を求め命を懸けた伝説の武芸仕合『海原大仕合』から2年。『海原大仕合』で天下無双と謳われた千石伊織の元に徳川幕府より、戦いへの誘いが届く。敵は幕府が”最強”を決めるため選んだ武芸者たち、その名は”幕下百剣”。伊織に付き従うのは、剣に魅せられた一ノ瀬家の娘・蘭。いずれも一騎当千の強者たちを相手に、千石伊織の新たな戦いが幕を開ける!!
陣介が残した“天地型”が明らかに!!大亀流 第六の型を伝授された我間は
一目で技の本質を見抜く!? 一方、一足先に“天地型”を習得した伊織は陣介の幻影を断ち切り、最強を目指して再び歩み始めるのだった──!そのころ幕府では、水面下で将軍の首を狙った無宝流の計画が動き出すのだが、そこにはかつて死んでいた筈の男の姿が…!?
“海原大仕合”に参戦し、ほかにも多くの名だたる武芸達者を倒した剣客。陣介の幻影に囚われていた。そのせいで幕下大仕合に参加し、敵を倒していくうちに剣に苦しんでいたが…
大実賀藩の剣聖・一ノ瀬象斬の孫娘。伊織の警護と世話係をするうちに剣士としての彼に魅せられ、弟子入りするが忠家にさらわれてしまう
伝説の剣士・黒鉄陣介の息子で、伊織の弟分。伊織に憧れる一方、いつか勝ちたいと闘志を燃やす。宮藤四門に説得され無宝流当主に。半次郎と出会い、陣介最後の技を知り…
千人斬りを行ったとされる伝説の剣士。伊織の師匠であり、我間の父。今は亡き人間で、伊織の前に亡霊として現れる。大亀流から離れ、無宝流をつくった
大亀流先々代当主・大泉亀伝坊の息子。本名は大泉半次郎。黒鉄陣介を大亀流に引き込んだ張本人。彼が最後に残した天地型を我間に伝授する
かつては黒龍の名で限解天兵に属していた。羅門とは旧友だが現在は無宝流に所属し、敵対する関係に
無宝流に属し、初代当主である陣介の息子・我間に二代目を託そうと企む
元海原藩藩主。幕府に追われたところを無宝流に助けられ、合流する
徳川家兵法指南役。幕府最強の武芸者。元無宝流と名乗り、5年前から現れ尽くしてくれた碇谷を何か企んでいるとにらんでいた
無宝流の陣介の意志を継ぎ、幕府を倒すため将軍の命を狙っている。幕下大仕合の一回戦で死んだことにし、二の丸に忍び込んだ
本名は九龍亮吾。無宝流当主直属兵でかつて陣介から幕府潜入を命じられた。そのため5年前から幕府に尽くし、神空と同じく、将軍の首を狙っている
限解天兵のひとり。枷を外すと、人間を殺すのが快感なもうひとりの人格・禅羅が現れる
将軍の弟で駿河藩主。百剣士番付一番の怪物。乱童の死を知り、怒りに任せ、屋敷に侵入した羅門たちに攻撃を仕掛けるが…
幕下大仕合の二回戦から参戦することになった幕府直属の守護兵団・限解天兵の総長。忠家がいる駿河藩邸に奇襲攻撃をかける
幕下大仕合の案内人。伊織に依頼した忠家討伐を取り消しにくるが…
平松家家臣。忠家によって駿河藩邸に連れてこられた蘭へ次第に想いを寄せるように
大亀流の現在の当主。我間が無宝流当主になったことを聞きつけ、江戸に向かい、縁を切ることを伝える
元無宝流当主直属兵団。黒鉄陣介を剣士として唯一認めている。それゆえ、彼の一番弟子である伊織を倒したいと考えている
一ノ瀬家の三男で蘭の兄。伊織とは友人
大泉半次郎の妹。実は兄に会ったことがない。真ノ丞とともに江戸に向かう
製品名 | 我間乱-修羅-(17) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2021年09月09日 |
初出 | 『マガジンポケット』2021年1月13日~3月10日更新 |