著
甲賀 長生
紀元前202年、没落と滅びの運命を辿るはずだったハンニバルと項羽。ともに運命に抗い、ハンニバルはローマを制し、項羽は漢を滅ぼした。互いの存在を感じ取った二人は東西を支配する世界皇帝になるべく進軍を開始する。ハンニバルはエジプト・プトレマイオス王朝を攻め、項羽は外敵・匈奴に宣戦布告をする!新生世界史異聞録、待望の第2巻!
歴史上では紀元前202年に討たれたカルタゴ軍の大将軍。だが、ルキウスの策に救われローマ帝国を滅ぼし、世界を統べる真の皇帝への道を歩み始める
元ローマ軍百人隊長であったが、ローマへの恨みからカルタゴ軍将軍補佐に。タイムリープにより歴史の転換点を越え、ハンニバルと共に覇道の道へ
ヌミディア王国騎兵隊将軍。ハンニバルの味方についている。戦象を説得できる力を持つ
まだ幼いがアレクサンドリアを首都とするプトレマイオス朝の当主。ハンニバルに友好的
プトレマイオス5世の側近。彼が幼いため、ハンニバルのパルティア進軍のときには、将軍代理として参加
セレウコス朝アンティオコス3世王妃で、セレウコス朝軍将軍代理。アレクサンドリアに来たハンニバルたちに制圧され、彼のパルティア進軍の際には味方に
ローマ軍重装歩兵隊を率いる執政官。戦術戦略に秀でているため、パルティア進軍の際にルキウスからハンニバルへ紹介された
アルケサス朝パルティア第2代当主。圧倒的な力を誇る馬を機動力とした大騎馬軍団を率いる
紀元前202年、史実では楚漢戦争により漢に滅ぼされた楚の覇王。四面楚歌に陥れられ、命を落とすはずだったが、配下の孫一公に救われ、世界統一へと進軍することに
項羽の配下の女性。女であることを捨て、愛する項羽のためならば命も惜しまぬ忠臣。劉邦に討たれたところをタイムリープして窮地を救った
元漢軍の文官。仕える王を失い項羽に捕らえられるも、自分の命は惜しまず友である韓進を推挙し、共に項羽の軍門に加わることに
「国士無双」と呼ばれた元漢の大将軍。項羽に対して挙兵するも、蕭何の勧めもあり項羽軍の将となり世界の果てを目指す。何よりも義を重んじる
最強の騎馬民族国家・匈奴の王。単于とも呼ばれている。かつて実の父が月氏との和睦のため自身を人質に差し出したことを恨み、一族を殺し王についた
楚軍の太僕。匈奴と戦っている最中に蕭何から預かった兵装・木牛流馬を項羽へ届ける
項羽配下の武将。韓進とは元来友でもあり、彼を説得する役目を買って出た。実直で武に優れている
製品名 | 異世界紀元前202年(2) |
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著者 | |
発売日 | 2021年09月08日 |
初出 | 『イブニング』2021年9号~15号 |