原作
滝川 廉治
江戸末期、万次は坂本龍馬と共に京を訪れる。待ち構えていたのは「逸番隊」なる部隊を操る新選組だった。池田屋の戦いを経て、攘夷派の勢いは失速。新選組は万次と龍馬を殺害すべく、不死身の怪物へと転生させた芹沢鴨を出撃させた。ともに「四大人斬り」である岡田以蔵と河上彦斎も加わり、頂上決戦は白熱の一途を辿る。そして舞台は京の市中へと移り、ついに「禁門の変」が勃発。やがて土佐では武市半平太が切腹の日を迎えた。
謎の老婆により不死身にさせられてしまった男。逸刀流との戦いから80年後、土佐で隠遁していたが、龍馬とともに京へ向かう
土佐勤皇党の筆頭加盟者であり、幕臣・勝海舟の弟子。万次に土佐藩士を護ってくれるよう説得し、京へ連れ出す
不老不死になれる「血仙術」を施せると語る医師。「無限の命を持つ侍」である万次を探している
幕末四大人斬りの一人。長州軍の上洛に備え、市中にいる浪士たちと連絡をとることが目的で京へ。勝を訪ねた縁で万次たちと出会う
別人になりすまし、新選組へ潜入。新選組が偽の岡田以蔵を餌に万次と坂本をおびき寄せるも、そのおかげで、彼らと合流することができた
土佐の脱藩者。龍馬と結託し、長州が京で戦を始めたら、そこへ合流するつもりでいる
幕府軍艦奉行。池田屋事件のせいで主宰していた海軍塾が閉鎖に。幕臣のため、幕府の体制に文句も言えず、にっちもさっちもいかない状況に陥る
大久能により血仙術を施され、不死身の万次を襲うため、凶獣となった。凶獣後の通称は鴨壱號
偽物の岡田以蔵で万次と坂本をおびき寄せ、大久能と鴨壱號を使って彼らを殺そうと画策する
重症だった芹沢鴨を実験用素体として血仙術を施した。そして凶獣と化した“鴨壱號”を操ることができる
万次に血栓蟲を与え、不老不死の体にした謎の老婆。自分自身も不死の体で、すでに900年以上生きている
製品名 | 無限の住人~幕末ノ章~(5) |
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著者 | |
発売日 | 2021年10月21日 |
初出 | 『アフタヌーン』2021年5月号~10月号 |