著
安彦 良和
安彦良和、入魂の歴史巨編!!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが「最後の長編」と銘打ち挑むロシア革命と日本。大正時代、「シベリア出兵」によりロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽の物語。
日本のシベリア出兵は初めての冬を迎えた。セミョーノフ軍で少尉に昇進した乾はコルチャーク軍の攻勢に備えザバイカルの国境を守備していたが、ある麗人を護衛する任務につく。一方巽は通信社の特派記者として反革命政府の拠点・オムスクに到着したが、いきなり拘束されてしまった。
乾と巽、二人の主人公の物語はロシア情勢さながらに激動する!!
帝国陸軍第七師団の軍曹で、腕利きの砲手。満州里でロシア兵への砲兵部隊の育成を命ぜられる
浦潮日報の元新聞記者。ロシア語が堪能。『クラエフスキーの会戦』での戦闘に巻き込まれた際、乾に助けられ、深見のおかげで珠子とオムスクに到着。この街で出会った男の家に住むことに
巽の元同僚。彼と一緒に今起こっている戦争の真実を見るためチタへ向かおうとしていたが、深見に助けられオムスクへ向かう
関東都督府陸軍部附情報部に所属。ハルビンで巽と出会ったが、彼がチタへ向かおうとしているときに再会し、オムスク行きを手助けする
反革命勢力軍を率いる大佐。乾を少尉に昇進させた。無謀なことを言ったり、暴走しがちな人物
中尉。乾が中隊長を務める先遣隊隊長。セミョーノフの命令でイルクーツクに向かっているチェコ軍団のオルリーク号を撃とうと乾に命令するが失敗する
少将。チェコ軍団司令官。オルリーク号に乗っていて、乾の砲弾を受けそうになり、ウルジンや乾に抗議する
セミョーノフ付きの武官。彼を通して、ザバイカル州独立を目論む
トルベツキー商会の事実上の総帥。通称ジェーニャ。日本語が少し話せる。彼女のトロイカの護衛についたことで乾がほんのり恋心を抱いた相手
製品名 | 乾と巽―ザバイカル戦記―(6) |
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著者 | |
発売日 | 2021年11月22日 |
初出 | 『アフタヌーン』2021年6月号~11月号 |