著
田中 現兎
人気者になりたいけど自分には何もない…そんな普通な中学生の百合子は、入学初日に「セレブでイケメンなクラスメイトの婚約者」という嘘をついてしまう。自分でもすぐバレると思っていたのに、なぜかその男子は嘘に乗ってきて婚約者のフリをしてくれることに! 嘘に嘘を重ねていくうち、自分のためだったその行為は人助けにもなっていき…!?
中学1年生。“主役”になりたくて大企業の御曹司であるクラスメイトの家康の婚約者だと大嘘をつく。しかし家康がそれに乗っかってきて嘘に嘘を重ねる日々を過ごす
百合子の同級生。養子だが大企業の御曹司で、百合子がついた嘘をおもしろがり乗っかる。本当は母親に怪我をさせたのに嘘をつく兄の真相を暴くため百合子を利用したい
家康とは血がつながらない兄。満月院家が持つホテルの社長をしている。母を階段から突き落としたが自分が犯人ではないと主張。家康の殺害を草壁に依頼していた
家康の本当の父。煌星の依頼通り家康を殺す予定が、作戦を台無しにした百合子を陥れることに決める。そのため、彼女の学校の英語教師となり、美幸とも交際。かつて刑務所にいた
百合子の母。幼稚園の頃から嘘ばかりつく百合子を突き放してきた。しかし家康との関係は心配している。巧妙に近づいてきた草壁と結婚を前提に付き合うことに
家康と煌星の母。施設にいた家康を引き取り、我が子のように育てている。自分にケガを負わせたのは煌星だと気づいているが、彼をかばっている
煌星の息子。セレブ校の生徒会長で、有名モデル。家康を警戒しているが、百合子の説得で父親のことも公平な目で見ようとし始める
家康の執事。百合子が家康の婚約者であると嘘をついたことを知っているが、家康とともにそれに乗っかってくれる
百合子と家康の担任。2人の交際が行き過ぎた関係なのではないかと心配して彼女たちへ注意した上に、親との面談まで設定した
製品名 | 嘘つきユリコの栄光(1) |
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著者 | |
発売日 | 2021年11月17日 |
初出 | 『少年マガジンエッジ』2021年7月号~10月号 |