著
大槻 閑人
記憶障害、小児がん、脳死ーーーー。次々とふりかかる患者の現実に、脳外科医はどう向き合う。
日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。同僚であり、かつての婚約者でもあるミヤビの記憶障害を治療すべく、三瓶は再検査でミヤビの脳の損傷具合が重度の記憶障害に繋がるものではないことを知る。治療の可能性を見据え、ミヤビの診療記録の開示を求めるも、主治医である関東医大教授・大迫が立ちふさがるのだった。「通過症候群」「全脳機能不全」「松果体腫瘍」の症例を収録。
『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏、思わず嘆息!! 「『アンメット』は“面白い”脳外科医の漫画です。それを描くことがどれだけ楽しく、どれほど苦しいことなのか…。7年半“面白い”産婦人科医の漫画が描きたいと願い続けた僕には、この漫画の凄さがわかるんです。」
アメリカの病院から郊外にある丘陵セントラル病院に来た脳外科医。臨床と研究を両立させたい仕事中毒者。実はミヤビを昔から知っている
丘陵セントラル病院に勤める総合診療科所属の医師。三瓶のせいで脳外科を兼務することに。記憶障害を抱えている
丘陵セントラル病院の救命救急部長。三瓶のせいで脳外科も兼務することになるがなぜか自信を持っている
丘陵セントラル病院の病院長。病院に来た早々、破天荒な行動をとった三瓶に悩まされる
看護師長。ミスが多いミヤビに厳しい
美人麻酔科医。マイペースでおっとりしたタイプで緊迫した場も彼女の一言で和む。先崎と真っ向からやり合う三瓶を評価している模様
星前の大学の同級生。イケメンで血管内手術もできる国内で最も注目されている優秀な医師。婚約者がいるが、昔気になっていたミヤビに近づこうとしている
ミヤビの主治医で関東医大教授。三瓶のことを目に敵にしていて、ミヤビの診療記録を頑なに見せようとしない
胸部外科医。自分の都合が第一で周囲からは面倒くさい人間だと思われている。なにかと意見や考え方が合わない三瓶を嫌っている
製品名 | アンメット ーある脳外科医の日記ー(4) |
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著者 | |
発売日 | 2021年12月23日 |
初出 | 『モーニング』2021年34号~35号、38号~44号 |