著
がしたに
その雑誌には人々の“秘密”が載っている。新入社員の葉山が配属されたのは週刊スキャンダル編集部。芸能人の不倫から犯罪の裏側までを過激に掲載し、一部からは「マスゴミ」とも蔑まれている写真週刊誌だ。配属早々、女性カメラマンとコンビを組まされることになった葉山は、訳もわからないままに六本木へと向かう。そこで待っていたのはスクープの反響をおかずに自慰を行うとんでもない秘密ジャンキーであった……。
その雑誌には“秘密”が載っている。芸能人の不倫から犯罪の裏側まで、スキャンダラスな情報を過激に載せるマスゴミ的週刊誌「スキャンダル」。右も左もわからない新入社員の葉山ユウは、美しい容姿のエースカメラマン・黒羽根サユリとコンビを組むことに。しかし彼女は、スクープのためならなんでもする究極の“秘密ジャンキー”だった。「葉山、人の秘密を知るのは楽しいぞぉ」 背徳の週刊誌エンタテインメント、ここに開幕!
週刊誌「スキャンダル」編集部の新人記者。カメラマンの黒羽根とコンビを組む。ヒーローに憧れていたはずが、人の秘密を暴く仕事に快感を覚えている自分に葛藤する
「スキャンダル」のエースカメラマン。大嫌いな陽キャの秘密を暴くことが大好物。それをネタに「いいね」を万単位で稼ぐことに興奮する
「スキャンダル」編集長。人の後ろめたい秘密を暴くことを生きがいにしている。葉山の文才を見込んで、記者として期待している
アイドルグループ「丸の内28」に所属していたが、メンバーの死の真相を葉山たちに暴かせた。グループ解散後は女優として活動し、葉山のネタ元に
黒羽根のネタ元でスナック「漢梅」のママ。黒羽根の過去を知っているらしく、彼女が追い求めている“嗤う赤獅子”の情報を見つけ出そうとしている
葉山の学生時代の後輩。人身売買サークルに脅され、売春を強要され葉山に助けを求める。彼に好意を抱いている
凶悪犯罪を影で操る犯罪コーディネーター“嗤う赤獅子”の正体。黒羽根がカメラマンとなった理由の事件の首謀者でもあり、彼女の復讐の相手
製品名 | 東京ネオンスキャンダル(1) |
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著者 | |
発売日 | 2021年12月09日 |
初出 | 『マガジンポケット』2021年8/11号~9/15号 |