著
沙村 広明
『無限の住人』の沙村広明の筆が猛る最新刊! ラジオDJとしてレギュラー番組を抱える鼓田ミナレは、晩秋に発生した震災後の生放送などを経て、着実に成長を遂げていた。やがて北海道の放送界一大イベント「バレンタイン・ラジオ」が目前に迫ってきたのだが、開催前夜に大事件が巻き起こる。ADの瑞穂が、かつて拉致監禁された宗教団体「波の智慧派」の手によって、またも連れ出されたのだ。ミナレと茅代は救出に向かうことに。
本職はスープカレー屋「ボイジャー」の店員、だが解雇されかけの身。ラジオのレギュラー番組を抱えつつ、行き当たりばったりの日々を過ごす
FM局「藻岩山ラジオ」(MRS)のディレクター。ミナレの弁舌を評価し、ラジオ業界へ勧誘した張本人
FM局「藻岩山ラジオ」(MRS)のAD。自宅アパートから追い出されたミナレを居候させている。すこぶる気立てがいい
兄が起こした交通事故の責任を負って「ボイジャー」で働く麗人
FM局「藻岩山ラジオ」(MRS)の構成作家。本業は官能小説家。業界の大ベテランで、麻藤との付き合いも長い
FM局「藻岩山ラジオ」(MRS)の話し手。そのスキルは高く、構成作家の久連木と親しい。挑発的な弁舌の持ち主
「ボイジャー」の従業員で、主にキッチンを担当している。強面だが繊細な面もあり、情に厚い。ミナレに好意を抱いている
「ボイジャー」の店長。カレー激戦区の札幌で、繁盛店を切り盛りする実力派。ミナレに対し声を荒げることも多いが、彼女の接客スキルは認めている
FM局「藻岩山ラジオ」(MRS)のミキサーで、瑞穂に好意を寄せている。少々無愛想だが、仕事に対しては真面目。ミナレ曰く“アウトドア系陰キャ”
製品名 | 波よ聞いてくれ(9) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2022年01月21日 |
初出 | 『アフタヌーン』2020年12月号、2021年1月号、3月号~11月号 |