著
渡辺 ペコ
40歳の主婦・茜は、ある日、中学時代に通った学習塾の講師・今井が彫刻家になったことを知る。彼が発表した「少女像」は、かつての親友・紫の姿によく似ていた。蘇る26年前の記憶、封印していた1枚の写真。そして私の犯した罪と願い。過去をひもとく現在の3人の運命が動き出す――。紙+電子累計135万部を突破した『1122(いいふうふ)』の渡辺ペコが描く、創作と性加害をめぐる問題作!!
旧姓・土屋。元同僚の夫と娘がいて、フリーの英語翻訳者。中学時代の塾の先生だった今井の作品を知り、紫を思い出す。かつて彼女のSOSをわざと見逃したことに後悔している
茜の中学時代の親友。その頃、塾の先生・今井に恋していたがその感情に疑問を持っている上に、彼がつくった自分そっくりの「少女像」を不快に思う。現在は九州で整体師をしている
茜と紫の中学時代の塾講師。現在は彫刻家になっている。中学時代の紫に似ている半裸の彫刻「少女像」をつくる
透の妻で、マネージャー。彫刻家としての彼を有名にすべく、奮闘している。そのため「少女像」について不快に思う紫や茜を煙たがる
紫が10年以上前にホステスをしていた中洲の店に通っていた客。整形してから自信を持つようになる。紫と偶然再会し、距離を縮めようとしている
製品名 | 恋じゃねえから(1) |
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著者 | |
発売日 | 2022年04月21日 |