窮鬼の仇花(2)

窮鬼の仇花(2)
著者
  • 冬葉 つがる

掲載誌

内容紹介

貧乏神カズラと共に巨大な穴“虚(ルビ:うろ)”に飲み込まれた人間の環春(たまきはる)は、神々の棲まう国・高天原(たかまがはら)へと渡っていた。
ケガレを生み出す人間が高天原にいることは禁忌。
保護を呼びかけたカズラの兄・福の神タカラに環の正体を看破され、危機に陥った一同は―――!?

登場人物紹介

  • 環 春

    八百万の神々や彼らと敵対するケガレが視える少年。神の一人カズラを助けたことから、神々が棲む高天原の存亡の危機に立ち向かうことになっていく

  • カズラ

    八百万の神の一柱で六代目の貧乏神。意図せず周囲に災厄をもたらしてしまう「窮鬼」だが、人の願いを叶えたいと思っている

  • ベッコ

    環が引っ越した田舎の片隅にあった祠にいた土地の神。信心する人がいなくなり、祠もなくなってしまったが環に助けられ、行動をともにするように

  • ヒヨコ

    環の友人が大切にしているヒヨコのマスコットの付喪神。依り代であるマスコットを環が修繕してくれたことから、彼の願いを叶えようとしている

  • タカラ

    高天原に住む六代目の福の神で、カズラの兄的存在。表裏一体をなす貧乏神との均衡を保つため、カズラと血よりも濃く固い兄弟の契りを交わしている。神道具「打ち出の小槌」を扱う

  • 道具屋

    曰く付きの古物である付喪神を主に扱っている商人。環の危機を予期し、5体の付喪神が眠っている五行の懐中時計を与える

  • 弁財天

    七柱の福神のひとり。音楽、財福、知恵などあらゆる神格を持つ。タカラに環とカズラたちを保護するよう頼まれるも、彼らが虚を引き起こしているのではないかと疑っている

製品名窮鬼の仇花(2)
著者
  • 冬葉 つがる

発売日2022年06月09日

キーワード検索

キーワード検索

絞り込み検索