著
沢田 ひろふみ
内容紹介
時は平安時代末。旅芸人の少年・漂太は自分と外見が瓜二つの牛若丸（源義経）の身代わりを依頼された。二人の数奇な運命がここに始まる！！
トピックス
※第２８回講談社漫画賞 少年部門 受賞
登場人物紹介
漂太
旅芸人・軒下一座に属する親を知らない子供だったが牛若丸と入れ替わり、鞍馬寺へ。そこで遮那王という名をもらう。牛若丸が亡くなり、平家打倒が目標に。のちに元服し、源義経と名乗る
牛若丸
漂太とそっくりの源氏の血を引く者。平清盛によって幽閉されていて、外出するために漂太と入れ替わる。その後、死期が近いことを悟り、自分の代わりに平家を討伐するよう漂太に頼む
平 清盛
牛若丸を幽閉していたが、彼と入れ替わった漂太に恐怖を感じ、彼を山寺である鞍馬寺に追放。後に彼が平泉へ向かったことを知り、牛若丸（入れ替わった漂太）を追い詰めていく
武蔵坊弁慶
遮那王になった漂太の前に現れた異形の僧。蔑まれた人生を送ってきたが、彼と篤い友情を結ぶ。のちに平家に追われているところを漂太に助けられ、彼の家臣としてともに平泉へ向かう
伊勢三郎能盛
漂太が平泉へ下る途中で出会った山賊の頭。通称・盛さん。「勇の者」として漂太に仕える
藤原 秀衡
奥州の王。漂太が平家打倒に力を貸してほしいと頼んだ相手。源氏と縁があり、漂太の味方になる
藤原 基成
秀衡の正妻の父で、前陸奥守兼鎮守府将軍。長成の親戚でもあるため、清盛から守りつつ、漂太の平泉滞在中の面倒を見てくれる
藤原 長成
牛若丸の義父。牛若丸として生きる漂太を匿おうと、奥州平泉へ向かうことを提案する
常盤御前
牛若丸の母。母を知らない漂太の母代わりでもある。そのため、牛若丸だけでなく漂太の身も案じている
佐藤 継信
平泉で漂太が出会った佐藤兄弟の兄。揉め事から起こった危機を漂太が救ったことで、彼を信頼するように。かつてはやんちゃだったが、現在は礼儀正しく穏やか
佐藤 忠信
平泉で漂太が出会った佐藤兄弟の弟。兄同様、危機を救ったことで漂太を信頼している。何でもできる兄を誇りに思っている一方で、自分は彼より劣るため、嫉妬心も持っている
源 頼朝
牛若丸の兄。平治の乱で父とともに出陣。父を失い、清盛により伊豆に流された。初めて漂太と対面した時は、腑抜けになったふりをして、平家討伐のために密かに準備をしていた
金売り 吉次
商人だが、元六位の武士で秀衡に仕えている。藤原長成に頼まれ、漂太に奥州平泉へ下ることを勧める
かすみ
依頼主の命令に従う刺客。しかしこの職業から晴れて自由の身になるために、漂太に正体がバレないことを条件に彼の護衛として平泉に向かう
| 製品名 | 遮那王 義経（１） |
|---|---|
| 著者 | |
| 発売日 | 2001年03月14日 |
| 初出 | 『月刊少年マガジン』２０００年１２月号～２００１年２月号 |