首都高SPL(8)

首都高SPL(8)
著者
  • 楠 みちはる

掲載誌

内容紹介

工藤圭介、42歳。GT-R専門のチューニングメーカー代表。彼の作るGT-Rは絶品といわれ、数々の走り屋たちを魅了していた。ある時一台のポルシェターボが現れる。その車に乗った工藤は絶句し、自身の閉塞感から解き放たれるのを感じる。
C&R編集部で、コータは工藤に焦点を当てた企画を立てる。それは「'90年代後半の首都高で唯一勝てなかった因縁の相手・ランエボ6との決着──」というものだった。そして、ついに映画の脚本を書き上げたリカは一つの真実にたどり着く。

登場人物紹介

  • 工藤 圭介

    GT-R専門のカーチューニングショップ”CRS”の代表。元は首都高で有名なGT-R乗り

  • コータ

    CRSによく出入りしている、工藤の知り合い。彼とは長い付き合いで、昔は雑誌のライターをしていたが雑誌「カー&ロード」編集部に入り、またライター業をしている

  • リカ

    工藤の元嫁と暮らす一人娘だが、血のつながりはない。強引に工藤のもとに越してくる。クルマ雑誌の編集部でバイトし、高校卒業後は社員に。葉取が作る映画の脚本を執筆中

  • 元木 明彦

    ポルシェ専門の整備をしている青年。首都高で工藤と競り合い勝ったことで、知り合いになる

  • 川田 美和

    島田グループの飲食部門を経営する会社の代表。元木明彦のかつての恋人

  • 石神 滉一

    元首都高ランナーで自動車評論家。以前は中古車のブローカーだった。工藤と仕事上での関わりも深い

  • 葉取 よし彦

    工藤の昔なじみでタレント。リカによる口述筆記で、クルマ雑誌でエッセイを連載中。車に関する映画を作ろうとしていて、どうにか工藤を出演させたいと思っている

  • マリコ

    工藤の元妻。雑誌「カー&ロード」の編集長。リカの上司でもある。工藤とは別れた後も良好でクールな関係でいる

  • 長坂 淳

    芸能プロW・エンタープライズの会長。葉取がつくる映画のプロデューサーでもある。彼とは長い付き合い

  • 島田

    島田グループを率いる。リカとも顔見知りで、彼女にお願いされマツダRX-7を乗りこなせるよう練習に付き合っている

  • 寺田

    90年代後半の首都高で、工藤が唯一勝てなかったランエボ6乗り。紆余曲折の末、リカが脚本を書いた映画の撮影に関わることに

製品名首都高SPL(8)
著者
  • 楠 みちはる

発売日2022年06月20日

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