著
久世 番子
独特の節で読む軍記物の勇壮な場面を、講談で「修羅場〈ひらば〉」と呼ぶーー。
泉花は、人気落語家から独演会のゲストを打診されたが自信がなく迷いっぱなし。一方、前座修業にクサクサしていた泉太郎の前に、学校寄席(…の会場の体育館倉庫)で会った女子高生・初音が現れた! この、夢も目標もない17歳の正体に、本人さえ気づいておらず…。漫画&演芸界をザワザワさせるシン・伝統芸能ストーリー、いろいろ波乱含みの第3巻!
龍田一門の講釈師で修行中の二ツ目。男性が少ない講談界で注目される泉太郎を疎ましがりながらも、その将来に期待している。本名は小川花菜子
泉花の弟弟子。数少ない男弟子で、師匠や常連客から期待されているが、本人は泰然としている。前座2年目の24歳
泉花の夫。一般企業に務める会社員で穏やかな性格。講談には詳しくないが、泉花のことは応援している
龍田一門の講釈師で真打。元女優。泉太郎に厳しいことを言う。芸に打ち込み独身を通している60歳
龍田一門の講釈師で真打。歴史学科卒。にしきと同じく芸に打ち込み独身を通している。55歳
龍田一門の講釈師で真打。2児の母で、夫も売れない芸人のため暮らしは厳しい。44歳
泉花たちの師匠。80歳で普段はヨボヨボのため、弟子たちに認知症かと心配されるが、高座に上がると見事な話芸を披露する
7年前に閉場した都内唯一の講釈場「音羽亭」のお席亭(経営者)だった女性。錦泉師匠と因縁があるらしい。男性の講釈師を嫌っている
妻の介護のために家計を支えることに専念している泉花の兄弟子。実力はあるのだが、妹弟子たちを独特な理由で怖がっている
泉太郎たちが学校寄席で訪れた先の女子高生。講談には一切興味はなかったが、錦泉の高座を目の当たりにして面白さを知る
製品名 | ひらばのひと(3) |
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著者 | |
発売日 | 2022年09月22日 |