著
三原 和人
足利義満邸での、舞競べの最終戦を増次郎との共闘で華やかに乗り越えた鬼夜叉。その後、周囲の反応の変化、良きライバル増次郎の旅立ちに混乱する鬼夜叉の前にまたもあの謎の男が現れ、圧倒的な舞を披露する。その正体は義満お抱えの近江猿楽日吉座の看板役者・犬王だったのだ。鬼夜叉は、立ちはだかる新たなる「壁」に、対峙しながらも、はじめてのスランプ、隻腕の娘・サツキとの再会、自分の身体の限界を経験し、ある境地に辿り着く――。
日本の芸能を作った男・世阿弥を描く、ダンシングジュブナイルストーリーついに完結!
人気芸人・観阿弥の長男。芸や舞の意味、よさががわからずにいたが、様々な人との出会いにより自分の舞を見つけはじめる。基本、ぼーっとしている
足利三代将軍。まぐわいを目撃されたことが縁で鬼夜叉と知り合いに。彼の言動が気に入り、鬼夜叉を将軍お抱えの芸人として招き入れる
義満お抱えの一座・田楽新座の人間。一見優しそうに見えるが芸に厳しく、プライドも高い。鬼夜叉に実力差を見せつけようとするが、2回目の対決で観念し、ともに踊ることを決意する
鬼夜叉の父で猿楽一座である観世座の座長。芸に対し真摯に取り組み、その集中力は鬼気迫るものがある。鬼夜叉にも厳しく稽古をつける
観世座の客員座衆で鬼夜叉のお目付役。観阿弥に憧れて観世座で勉強中。鬼夜叉をポンコツだと思っていたが、徐々に見る目が変わっていく
鬼夜叉がはじめて「よい」と感じた舞い手。鬼夜叉に請われるまま、舞を見せていたが、長年のムリがたたり不遇の一生を終える
義満の館で働く、大陸出身の青年。邸内で鬼夜叉に親切に接してくれる数少ない存在
鬼夜叉が舞について悩むたびに彼の前にフラリと現れ、前に進むヒントをくれる師匠のような存在。その正体は不明
元々田楽新座にいた。容姿や家柄、才能を持つ鬼夜叉へ嫉妬している。しかし、そのおかげで鬼夜叉や増二郎より上回る、世界を変える舞を踊ろうと決意する
製品名 | ワールド イズ ダンシング(6) |
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著者 | |
発売日 | 2022年11月22日 |