監・原作
阿部 智里
「八咫烏」の一族が住まう世界ーー山内を統べる者「真の金烏」として、日嗣の御子の座についた若宮。
彼を亡き者とし、別腹の兄・長束を代わりに据えんとする策謀が明らかになりつつある。
折しも、若宮に娶せる妃選びの最中。桜花宮に住まう姫たちが若宮に謁見する数少ない機会である「端午の儀」ーー
若宮は信頼する腹心・雪哉と共に、ある「奇策」に出る。
その行動が意味するものはーー?
垂氷郷にある郷長家の次男で八咫烏。何事もできないふりをしていて、実は高い能力を持つ。1年間、若宮に仕えることになる
八咫烏の一族が住む山内の日嗣の御子。雪哉の能力を買っていて近習になるように言う。まわりからは変わり者やうつけと呼ばれるが…
宗家の長子で若宮の兄。まわりからも評判がよく、表向きは日嗣の御子の座は弟の若宮であることを認めているようだが…
山内衆若宮付き護衛筆頭。雪哉のほかに唯一若宮が信頼している側仕え
長束の護衛。長束を裏切るものを陰で処分している
垂氷郷を治める北家の当主。雪哉へ1年間、若宮の側仕えをするよう命じた人物
禁官(金烏秘書官)。皇后・大紫の御前の意思である若宮の廃太子を御前会議で訴える
雪哉の兄。垂氷郷郷長家の長男。将来郷長を継いだ彼を支えたいというのが雪哉の願い
谷間にある大きな遊郭の売れっ子遊女。若宮の賭場での借金のかたに質入れされた雪哉の面倒を見てくれる。若宮のなじみ
長束の側近の一人。長束の味方を増やすため、影で動いている。裏切り者を躊躇なく殺害する路近のやり方に異を唱える
製品名 | 烏は主を選ばない(4) |
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著者 | |
発売日 | 2023年02月21日 |