著
夏目 靫子
「許さなくていい」
そう言い残して”秘密”を白日のもとに晒し、あかりの前から消えた臣。
日本中からゴーストペインター騒動でバッシングを受けたあかりは、
聖から臣の真意を明かされる。
臣にもう一度会いたいーー焦るあかりに、大作家「松嶋上夷」からアシスタントにしたいと連絡があり――!?
日本画界を舞台に、才能・金・家族を描いたラブサスペンスドラマ!
あかりと臣、取り巻く家族。再会にいたる第3巻。
<第10話~第14話を収録>
24歳。美術予備校の事務員。かつでは神童と呼ばれたほど絵がうまかった。海で臣を助けたことがきっかけで自分の名で、彼の絵を売ることになり…
海で死にかけていたところをあかりに助けられた。日本画に天才的な才能を持ち、彼女の名で絵を売ることを提案。実は天沢グループの後継者で、本名は天沢遥臣
あかりの2人の弟のひとり。高校2年。両親が8年前に死んで以来3人で暮らしてきたのに、臣が居候することになったのをあからさまに不快に思っている
あかりの一番下の弟。中学2年。料理が上手。悩みを受け止めてくる聖に心を許している
日本画界の重鎮。あかりの名で出した臣の絵を高く評価した
あかりが所属する岩倉の画塾「岩杖会」の先輩。勉強会も主宰しており、メンバーの作品に対して的確な意見を述べる
臣の従兄弟。天沢グループの跡継ぎとして周囲に大切される臣と自分を比較し、彼を憎んで来た。臣を家に連れ戻すため透真に近づく
日本画の巨匠だが、その素性は知られておらず“蜃気楼の画家”と呼ばれている。作品は分業制で描いているが、実は最近のものは孫のノラが描いていた
上夷の孫娘で助手。上夷に絵を教えられたが、現在は彼女名義の作品を一人で制作している。あかりを上夷のアシスタントにし、臣に再会する機会を与える
臣の父親。家のためだけに生きてきた自分ではなく、芸術にうつつを抜かした息子を憎み、相続権を放棄させたうえで家に縛りつけようとしている
製品名 | アンタイトル・ブルー(3) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2023年05月12日 |