原作
井龍 一
灰川十三のの生まれ故郷・北海道の蔵土で、刑事の冴木仁と十三の育ての娘・花音を襲ったのは、その地で【三十三人殺し】を行った犬山修二と同じく顔に瑕を持つ男……! 辛くも襲撃を逃れた冴木たちは、蔵土の犬山の家で見つかった大量の絵から意外な情報を得る。それは、かつて世間を騒がせた謎の贋作者・四葉不詳によるもの……。そして、贋作取引による詐欺罪で服役中の神代タケル……十三の育ての子の一人……は告白をする。灰川邸の絵画『我が子を食らうサトゥルヌス』を描いた者こそ、自分たち贋作(まがいもの)とは違う、真作(ほんもの)……灰川十三の本当の息子だと。もともと飾られていた『真珠の耳飾りの少女』の絵を『サトゥルヌス』に架け替えた人物は、画商の証言で判明した。その正体に驚愕する仁。そして今。仁の弟・蒼佑はその男によって拉致監禁され、灰川邸の子供たちと同じ運命をたどらされようとしていた。監禁場所から出てきたのは……当初より事件に係わっていた【あの男】だった!
富字山南警察署の刑事。自称エリート刑事。かつて父親から虐待を受けていた。監禁死体遺棄事件の捜査中に義理の弟・蒼佑が容疑者の関係者だと知り、事件の真相を追求する
40歳半ばで大豪邸の持ち主。その家の地下で13人の子供たちの餓死した遺体が見つかり、監禁死体遺棄事件の容疑者として指名手配される
かつて育児放棄され、灰川を父と慕って4年前まで遺体が見つかった屋敷に住んでいたと警察に情報を寄せた女性。灰川が事件の犯人ではないと主張する
冴木の腹違いの弟。冴木が実家を出てから家に居づらい状態が続き、灰川の屋敷で暮らしていた過去が
冴木の上司。義理の弟が監禁死体遺棄事件に関わっていたことで冴木を捜査チームから外す
冴木の先輩。監禁死体遺棄事件の情報を教えてくれる
子供の頃、花音とともに灰川の屋敷で暮らしていた。現在詐欺罪などで服役中。屋敷では次男というポジションだった
子供の頃、花音とともに灰川の屋敷で暮らしていた。屋敷では長男というポジション。通称ノッポ
子供の頃、花音とともに灰川の屋敷で暮らしていた。屋敷では長女というポジション
子供の頃、花音とともに灰川の屋敷で暮らしていた。屋敷では三男というポジション
獄中の灰川を殺害したヤクザの服役囚。灰川に目玉を抉られたことに対する復讐が動機と語るが、冴木は灰川自身に自分を殺すように依頼されたのではと睨む
製品名 | 降り積もれ孤独な死よ(5) |
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著者 | |
発売日 | 2023年03月23日 |