著
赤名 修
明治元年10月21日、蝦夷・鷲ノ木浜沖合に威容な姿を見せたのは旧幕海軍の八隻。
これが土方歳三最後の戦い「箱館戦争」の始まりを告げる光景であった。
蝦夷地に新国家建設を宣言する旧幕臣たち。理想郷を勝ち取るためにーーいざ、最終決戦へ!!
かつて京で不逞浪士を取り締まっていた「新選組」副長。薩長が官軍となり、賊軍とされ追い詰められる中、最後の戦いに立ち上がる
元新選組一番隊隊長の沖田総司。重病で隠とん生活をしていたところを土方に再起を促され、病死を装い、市村鉄之助として名を変え、土方に同行する
土方不在の間、新選組隊長を務めていた。会津に入る前に本姓に戻し、「山口二郎」を名乗っている。沖田と並ぶ新選組の剣豪
新選組の隊士。力士のような巨漢で隊士たちには厳しい面もあるが、気のいい性格
元幕府陸軍奉行。鳥羽伏見の戦いでは総指揮を任されるも敗戦し、官位を剥奪されるも戦線復帰。新選組を陰で支える
池田屋事件で土方と絆を深めた山本覚馬の妹。最新式のスペンサー銃の扱い方を新選組に指南する
通称「死損ね左之助」。新選組十番隊隊長で土方たちとは袂を分かっていたが、志は変わらず、上野戦争で輪王寺宮一行を逃がすしんがりとなる
東武天皇として即位し、奥羽越列藩同盟を中心とする東北朝廷の新政府軍に対抗する旗印となる
秋田藩士で、ヤクザや猟師などの有志で組織された衝撃隊の隊長。鎮撫総督府の動きを探っていたが、奥羽越列藩同盟の瓦解により隠密から前線に復帰
薩摩藩出身で新政府の人間。「東北王朝」成立を阻止すべく、松平容保の暗殺を計画する
会津藩藩主。大久保利通に命を狙われるも土方と八重に救ってもらう。プロイセンの協力を得るため土方から共に仙台へ行くよう提言されるが…
会津で軍事顧問を務めているプロイセンから来た異人。本名はヘンリー・スネル。「東北王朝」成立の協力と引き換えに、仙台へ来るよう土方に伝える
土佐藩士で新政府軍参謀。会津周辺に集結した新撰組の生き残りを一網打尽にしようと会津に向かう。つねに状況を冷静に判断している
元新撰組二番隊隊長。土方らと袂を分かち、その後、米沢藩に滞在。藩から土方らを追い出すよう命じられ、彼と再会する
製品名 | 賊軍 土方歳三(8) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2023年03月23日 |