著
冬葉 つがる
亡くなった祖父譲りの「あやかし」を見る力を持つ葵は、ある日「あやかし」たちの住む世界「隠世」の老舗宿“天神屋”へと連れさられてしまう。
そこで彼女は、かつて祖父が、鬼神の大旦那と「ある約束」を交わしていたのだと告げられる。その内容は「自身の借金のカタとして、孫娘を鬼神の大旦那の嫁にくれてやる」というものだった――。
あやかしが見える女子大生。料理が得意。育ててくれた祖父が亡くなり、その借金のかたに大旦那の許嫁として隠世に連れて来られる
あやかしの住む隠世にある宿“天神屋”の主で鬼神。隠世の土地を管理する大妖怪“八葉”の一人。嫁入りを拒む葵に、借金返済のため宿で働くよう言い渡す
九尾の狐で、天神屋の“若旦那”として大旦那の補佐や宿の企画を取り仕切っている。葵に親切で、料理屋をやらないかと持ちかける。子供や女性にも姿を変えられる
天神屋を贔屓にしている天狗のご隠居で、八葉の一人。葵の料理を気に入り、彼女に“天狗の団扇”を譲る。葵の祖父とも知り合いで、彼を気に入っていた
天神屋で働く化け狸。葵を邪険に扱うあやかしが多い中、彼女に普通に接してくれる
女郎蜘蛛の妖で芸妓。天神屋の番頭の妹で、かつて現世で兄とともに史郎に助けられた。身請け話が持ち上がり、史郎と暮らした現世に逃げ出そうとする
天神屋の従業員で雪女。周囲に嫌われているものの、その実力で若女将を任されていたが、葵に嫉妬し嫌がらせをし降格処分に。大旦那が大好き
葵の亡くなった祖父。強い霊力を持ち、現世と隠世を自由に行き来していた。彼を気に入っているあやかしがいる一方、非常に嫌っているあやかしも少なくない
製品名 | かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。(1) |
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著者 | |
発売日 | 2023年05月09日 |