著
泉 光
街では『マリガド』という小説が話題になっていた。
青年・マリガドが権力階級を片っ端から切り殺していくという内容で
その痛快さに若者を中心として一大ブームとなっていた。
しかしその残虐な表現からマリガド否定派が出版停止を求め、中央図書館が審議をすることとなった。
この件が世間に騒がれていることでシオ達見習いは多くの悲劇を生んだ『黒の書』と対峙することに──。
小さな村に住む、本が大好きな少年。司書試験に合格し、司書見習いになったばかり。異民族のため、ときには虐げられることも
本を護る精鋭の司書で、図書館十二賢者のひとり。この世で最も影響のある偽書をシオに預けている
尾を2つ持つフルアという小動物で、シトラルポルという生まれつき強大なマナを許容できる白色個体。実は喋れるようだが…
シオの同期の司書見習い。クラスになかなか現れなかった最後のひとり。マナの力が強すぎてシオ以外のほとんどの人が触れることができない
司書試験を主席でパスした司書見習い。女性というだけで職業選択が少ないためシオに嫉妬していたが、彼の懸命さを見て心を開く。重度の方向音痴
シオの同期の司書見習い。背が高い女性。アヤとは幼なじみ
クリーク族とヒューロン族の混血。能天気そうに見えるが、誰よりも人を見る観察眼に秀でている。司書見習いでシオの同期
シオの同期の司書見習い。見習いの中では、シオ、オウガと同じく落ちこぼれ。しかし、自分の血筋に高いプライドを持ち、教員にも歯向かう
シオの同期の司書見習い。集団を作りたくて、大衆文学の会を結成。シオを勝手に仲間にする
谷の精霊で、渉外室の従者。テイの通訳のような存在
中央図書館の総代の老女。「暦の大魔術師」の最後の1人
図書館十二賢者の第一席に籍を置く
仮面をつけて暮らすカドー族の女性。魔術マニアで、自身も雷のマナをもっている
ヒューロン族の女性。自分に絶対的な自信を持っているが、かなり用心深い性格
シオたちの担任で、司書室に在籍している。個性派揃いのメンバーを相手に、それぞれの資質を見極め教師として最善と思える教育をしている
シオの同期の司書見習いだが、35歳とかなり年上。周囲に隠しているが、その正体は文士四天君の一人で児童文学の鬼才ウォリッチ=イエアッド
シオの同期の司書見習い。孤児ではないが、フミス孤児院で学ぶ。共に育った幼なじみの同期を見守っている
製品名 | 図書館の大魔術師(7) |
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著者 | |
発売日 | 2023年06月07日 |