十字架のろくにん(11)

十字架のろくにん(11)
著者
  • 中武 士竜

掲載誌

内容紹介

人は、殺してもいい?   
「別マガ」沸騰の新星・中武士竜が描く、背徳の復讐サスペンス!

“ジュージカ”の二人・北見と川奈の支援を受けながら、俊は再び復讐に乗り出した。その第一の標的は、祖父と弟の仇・安堂。一縷の望みをかけて“革命倶楽部”のセミナーに参加し、「革命島」に渡った俊と川奈は、そこで安堂を目撃する。だが、敵に近付けぬ内に、この島の狂気が明らかに。脱走者が惨殺され、親しくなった鈴山麗央は姿を消し、そして、いま俊の下にも危機が……。

登場人物紹介

  • 漆間 俊

    小学生時代に凄惨ないじめの果てに家族を奪われ、高校生のときにいじめの加害者たち5人へ復讐する。その事件が警察にバレ、5年服役。その後、十字架(ジュージカ)の関係者に

  • 東 千鶴

    俊の高校時代のクラスメイトで、大学2年生。友人から殺したいほど憎い人がいると聞き、願いを叶えてくれるという噂のアカウント・ジュージカへDMを送ってしまう

  • 川奈 美々

    ジュージカへDMを送ると案内される病院にいる看護師。「不治の病を診てもらいたくて」と伝えるとその人を中へ案内する

  • 北見 高梧

    ジュージカの総務担当。恨みなどで殺したい人を受け付けていて、実行犯へつなぐための窓口となっている

  • 俊の祖父

    戦時中、秘密部隊に所属し人の殺し方を叩き込まれた。俊に相手に確実に苦しみを与えて復讐できる方法を教え込む

  • 漆間 翔

    俊の弟。いじめに苦しんでいた俊の救いだったが、5人の仕業により大怪我と大火傷をおい、意識不明のまま入院していたが意識を取り戻す

  • 至極 京

    いじめグループの司令塔。理由のない殺人を犯す最初の人間になりたいという理由で俊を追い詰めていた。革命倶楽部を結成

  • 白川 要

    小学校時代の同級生で学年のマドンナ。俊に長年の恋心を伝えてきた。至極がリーダーを務める革命倶楽部に純が入り、俊を陥れようとしたせいで、京極たちの人質に

  • 白川 純

    要の双子の兄。妹思いで、気さくな性格で親しみやすい人物だったが、至極に洗脳させられ、革命倶楽部の一員として俊を殺そうとした

  • 安西 全一

    橋田警察の刑事課巡査部長。署内では変人扱いをされているが鋭い視点の持ち主でもある。俊を容疑者として疑っている

  • 大田 朝子

    橋田警察、刑事課巡査長。安西とタッグを組んでいるが、出世計画が崩れそうで不満

  • 安堂 緑

    革命倶楽部の研究者のひとり。弱いものを痛めつけることで満たされることがわかり、至極の仲間に。倶楽部の風紀を乱した会員に「革命」と称してきつい拷問をする

  • 能義 隆

    革命倶楽部の研究者のひとり。無慈悲なことを平気でやってのける

  • 百木 早苗

    革命倶楽部の研究者のひとり。平気で人質を殺すことができる

  • 美外留

    革命倶楽部の研究者のひとり。至極の命令は絶対で、人質を残酷に痛めつける

製品名十字架のろくにん(11)
著者
  • 中武 士竜

発売日2023年06月08日

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