著
モコ
江戸時代、妖怪を描いて名を馳せる浮世絵師の鳥山石燕。これは石燕が妖怪たちと出会い、化け絵を描き始めたばかりの頃のお噺です。飛頭蛮(ろくろ首)のお游と一夜を過ごし、ともに暮らすことになった石燕は、河童や人面樹など、様々な奇々怪々と時にゾゾゾやムフフ、時にほろりの出会いをしていくことに……。
浮世絵師。吉原で夜を過ごそうとしたときに出会った飛頭蛮のお遊を気に入り、身請けする。彼女と出会ってから、妖怪によく遭遇する
飛頭蛮。身請けの約束をしていた人を探すうちに首が伸びてしまった。現在は、石燕のもとで暮らす。普段は首は伸びない
鳥山の弟子の見習い絵師。吉原で生まれ育つ。女の妖怪に遭遇することが多い。のちに喜多川歌麿と名を改め、浮世絵美人画家として有名になる
人の首のような花を付け、問いかけると笑う。ただしあまり笑うと花はしぼんで枯れてしまう
長い舌で天井の埃を舐める妖怪。舐めたところはシミになって残る
山の精霊。山の斜面に発せられた音に反応し、同じ音を返す
最初は猫のような大きさだが、すぐに巨大化する妖怪。何でも食べてしまう
髪が異常に長い倡妓(特定の地域内で公認されて売春した女)の妖怪。遊郭に現れる
製品名 | 化け絵 石燕妖怪噺(1) |
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著者 | |
発売日 | 2023年07月21日 |