著
川合 円
鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。
真面目で熱心なタイプの森山少年は、時々空回りしながらも
考え続けて伝える努力ができる、期待の通詞見習い。
彼はやがて成長し、後にペリーやハリスとの交渉の場に立ち会う
幕末外交の影の功労者となる!
幕末時代の最先端の仕事の中で笑い、泣き、
時々傷ついてもまた顔を上げ、職業人になっていく。
強くて優しい、幕末のお仕事ヒューマンドラマ!
オランダ通詞見習い。のちにペリーやハリスの通詞を務める幕末外交の陰の立役者。相手の役に立つよう語学以外の勉強もする生真面目な性格
オランダ通詞見習いの森山の後輩。彼に比べ、要領がよく、森山への小言が多い。のちに、ペリー一度目の来航のときに通詞を務めた
オランダ書記官。200年も前から日本で受けた外国人への対応を知り、気を遣う。将軍に会うときに日本語を使おうとする
オランダ商館長(カピタン)。江戸に行く道中、出島での窮屈な暮らしから解放され、羽目を外しがち
出島の料理人。江戸参府の際に同行し、料理だけでなく荷物持ちも。当初、森山は何の役にも立っていないと思ったが、堀のおかげで見直す
オランダ医師。江戸に来て、十分に設備が整っていないことから、自分を頼ってきた患者に気休めの診察をしてしまう
伊豆韮山の代官。現在のお台場を築造した人物。西洋について学んでいて、パンが好き。江戸で森山と出会い、実直な態度が気に入る。図々しい性格
製品名 | とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-(1) |
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発売日 | 2023年06月07日 |