とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-(1)

とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-(1)
著者
  • 川合 円

掲載誌
ジャンル

内容紹介

鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。

真面目で熱心なタイプの森山少年は、時々空回りしながらも
考え続けて伝える努力ができる、期待の通詞見習い。
彼はやがて成長し、後にペリーやハリスとの交渉の場に立ち会う
幕末外交の影の功労者となる!

幕末時代の最先端の仕事の中で笑い、泣き、
時々傷ついてもまた顔を上げ、職業人になっていく。
強くて優しい、幕末のお仕事ヒューマンドラマ!

登場人物紹介

  • 森山 栄之助

    オランダ通詞見習い。のちにペリーやハリスの通詞を務める幕末外交の陰の立役者。相手の役に立つよう語学以外の勉強もする生真面目な性格

  • 堀 達之助

    オランダ通詞見習いの森山の後輩。彼に比べ、要領がよく、森山への小言が多い。のちに、ペリー一度目の来航のときに通詞を務めた

  • ヤン

    オランダ書記官。200年も前から日本で受けた外国人への対応を知り、気を遣う。将軍に会うときに日本語を使おうとする

  • ニーマン

    オランダ商館長(カピタン)。江戸に行く道中、出島での窮屈な暮らしから解放され、羽目を外しがち

  • お駒

    出島の料理人。江戸参府の際に同行し、料理だけでなく荷物持ちも。当初、森山は何の役にも立っていないと思ったが、堀のおかげで見直す

  • カロン

    オランダ医師。江戸に来て、十分に設備が整っていないことから、自分を頼ってきた患者に気休めの診察をしてしまう

  • 江川 英龍

    伊豆韮山の代官。現在のお台場を築造した人物。西洋について学んでいて、パンが好き。江戸で森山と出会い、実直な態度が気に入る。図々しい性格

製品名とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-(1)
著者
  • 川合 円

発売日2023年06月07日

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