原作
今村 翔吾
日本中に「武技に優れた者は京都天龍寺境内に集まれ。警察官二千年分の俸給がもらえる可能性がある」という旨が描かれた新聞が張り出された。大金が欲しい嵯峨愁二郎が指定された日時に向かうと、そこには腕に自信がありそうな者が大勢いた。
そして槐(えんじゅ)という人物が現れ、「こどく」という「東海道の7ヵ所を通過するために必要な札を取り合うゲーム」の開幕を告げた。金を欲しがる人間たちによる札の奪い合い、殺し合いが始まった。愁二郎は道中で出会った、「こどく」唯一の少女・双葉と東京を目指すが、続々と化け物たちが現れる!! 刀の軌道が急激に変わる奥義を持つ女性、圧倒的な腕力にすべを撃ち抜くアイヌの青年、一太刀で何人も殺戮する幕末最強の人斬りなどなど…。愁二郎は命を守り、札を奪うことができるのか!?
妻と子供にコロリが感染し、彼女たちを助けるため大金が出る「こどく」に参加。かつては人斬りだった。京八流奥義「武曲」が使える。団子が好き
コロリにかかった母を助けるため「こどく」に参加。札を奪うため他の参加者に絡まれていたところ、嵯峨に助けられ、彼とともに行動する
「こどく」の参加者。元伊賀同心で、剣の腕が立つ。嵯峨に同盟を組むよう提案する
愁二郎の義理の兄弟妹の一人。孤児の愁二郎と同じく、剣の師に拾われた。兄弟妹の中で一番剣術の才能がある。「こどく」に参加している
愁二郎の義理の兄弟妹の一人で、「こどく」に参加している。攻撃に特化した京八流奥義「文曲」が使える。愁二郎の命を狙う
アイヌ人で、天賦の才能を持つ狩りの達人。和人に奪われた土地を取り戻すために「こどく」に参加。一族の掟のため、子供と子供を守る者は殺さない
旧加賀藩士。大金をもらえる広告を見て、「こどく」に参加。嵯峨と双葉に近づいてきた。死んだと見せかけ、札を奪っていた計画的な男
「こどく」の主催者。大金が欲しい武芸者を集め、木札を奪うために、殺し合い、東京を目指す「こどく」を仕切り、白服の強い男たちを従える
製品名 | イクサガミ(2) |
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著者 | |
発売日 | 2023年07月21日 |