著
松岡 健太
内容紹介
曲の解釈を表現する力を得たシュウ。コンクール決勝の出場権を得たり、仕事の依頼が来たことでピアニストとしての将来が見え始める。だがそんな矢先に父親と再会し、自分の荒れていた過去を突き付けられることに…。
登場人物紹介
的場 周介
元不良少年で、左手に灯の魂を宿している。灯と出会うまでピアノに触ったことすらなかった
弓月 灯
周介の同級生で誰からも愛される天才ピアニスト。「ピアノで世界中を笑顔に」が夢だったが、交通事故で命を落とした
弓月 御影
灯の父親。日本を代表するピアニスト。周介の左手に灯が宿っていることを知り、二人にピアノの指導をする
奥村 勉
周介も選ばれたピティカコンクール決勝進出者の１人。ピアノの才能のなさを実感し、不穏な音を奏でることで、聴衆や演奏者の心を殺そうと考える
周介の父
周介の事故から彼を捨てた父親。感情を暴力で吐き出す。再会した周介が過去とは違う自分になろうとすることに苛立つ
鳴井 彰
留学後の周介が通うことになった高校の同級生。有名ピアニストの息子で、母の影響下にあったが周介と親しくなり、自分自身の演奏をするようになる
グレゴリー・ザハロフ
大きな手で鉄を打つような打鍵が特徴で通称・撃鉄のグレコ。御影の音大時代の先輩。ある事件がきっかけで落ちぶれたが周介が教えを請う
クリフトン・ラノ
大音楽家。審査員を務めたコンクールで周介に目をつける。御影の師匠
ノエル・ラノ
クリフの養子の少年。生前の灯のピアノに魅了され、「灯の音を世界中に届ける」ことを目指している
久遠 音理
灯の親友でピアニスト。灯を失った絶望から立ち直れずにいた
| 製品名 | 左手のための二重奏（８） |
|---|---|
| 著者 | |
| 発売日 | 2023年07月14日 |