著
河内 遙
横浜で本郷財閥の裏取引を探っていた孝章は、暴漢に襲われ怪我を負う。話を聞いた陽菜
は、菊之進とともに孝章のいる病室へ忍び込み、回復を願って涙を流す。菊之進は、そん
な陽菜に惹かれる気持ちを押し殺していた。一方、雛子は、思いを寄せる武虎に同行を頼
み孝章の見舞いに訪れ、偶然にも陽菜と菊之進に再会。その夜、武虎は陽菜に、未来から
来た自身の境遇について語り、陽菜のスマートフォンを連絡手段として改造する。しかし
翌日、武虎から「雛子と一緒に拐われた」との報せが入り――!? 孝章の実母の秘密、本郷家
とオルブライトをめぐる因縁、義母の思惑、そして「タイムスリップ」の謎……。恋する
彼らは、運命を切り拓くことができるのか。ますます目が離せない、切なさが募るタイム
スリップ・ロマンス!
音楽の授業中に突如として明治時代にタイムスリップした女子高生。居候することになった雛子の婚約者である孝章に惹かれ始める
本郷貿易の御曹司で雛子の婚約者。嫡男が病に倒れる経緯から、養子として本郷家に引き取られた。雛子を慕っていたが、事実を知り陽菜に告白する
伯爵家の令嬢。自身にそっくりな陽菜をかくまい、入れ替わりを楽しむ。家庭教師で書生の竹虎に思いを寄せている
子爵家の放蕩五男坊。孝章の友人で雛子とは幼なじみ。陽菜の首飾りを持ち出した張本人
雛子の家庭教師である山城の書生。首飾りの秘密を知り、持ち主を探している
天久一座の人気女流花形奇術師。本名は菊之進。陽菜をことあるごとに助けてくれる
洋行帰りの奇術で評判の天久一座の座長。本郷財閥に恨みを持つ。本名はノア
天菊の弟子で奇術師見習い。貞光から陽菜の首飾りをもらうが、竹虎に譲る
製品名 | 涙雨とセレナーデ(11) |
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著者 | |
発売日 | 2023年08月10日 |