著
みやび あきの
「いい靴はいい場所に連れていってくれる」――靴職人だった亡き母に教わった言葉を胸に、工房を継いだ歩純結彩。店を訪れる一人一人の人生に触れながら、結彩は“幸せな一歩”になるようにと願いを込めて靴作りに励む。そんな中、親との関係に悩む女子高生の立花ほたるから「靴作りを教えてほしい」と頼まれた結彩。ほたるにはどうやら事情があるようで――。
靴職人。亡き母の工房を継ぎ、再オープンさせる。履いた人が少しでも勇気が出るような靴作りを目指す
結彩の出身校に通う女子高生。母親との関係に悩む。結彩に靴を作ってもらったことで母と向き合う勇気をもらい、靴作りに興味を持つ
靴職人。職人としても結彩が憧れている人。交通事故で亡くなったが、誰宛かわからない作りかけの男性用の靴を残す
結彩の隣人で幼馴染。彼女が靴職人として独立するため頑張ってきた姿を知っていて、応援しているだけでなく、密かに片思い中
ほたるの同級生で、日比谷の妹。明るい性格で、人懐っこく、ほたると仲良くしようとする
製品名 | 靴の向くまま(2) |
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発売日 | 2023年08月23日 |