黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(5)

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(5)
著者
  • 藤田 和日郎

掲載誌

内容紹介

「エルシィの身体は、夏には腐って元の死体に還る」。それが本当なのか確かめるため、ディッペル博士の城に乗り込んだメアリー。彼女がたどり着いたのは、あまりに残酷な真相だった…。次第に、心がより深くつながっていく小説家と〈怪物〉女剣士。しかし暗殺者集団〈7人の姉妹〉との決戦の舞台、プランタジネット仮装舞踏会は目前に迫っていた!

〈舞踏設定協力・振り付け〉TAKAHIRO
プロダンサー。1981年生まれ。東京都出身。2004年に渡米し、ニューヨーク・アポロシアターのコンテストで9大会連続優勝を果たしプロデビュー。その後、マドンナのワールドツアー専属ダンサーとなる。’07年より日本でも活動を開始。欅坂46をはじめ多くのアーティストや、CMの振り付けを担当。滋慶学園COMグループ「DA TOKYO」学校長も務める。

登場人物紹介

  • メアリー・シェリー

    小説『フランケンシュタイン』の作者。未亡人で息子の学費を稼ぐため、アレックスから依頼された“怪物”エルシィの教育係を引き受ける

  • エルシィ

    コンラッドが死体を継ぎ合わせて生み出した“怪物”。頭に使用した娘の記憶のためか働きたがる。自分を助け、名付けてくれたメアリーを「奥様」と慕う

  • パーシー・フローレンス・シェリー

    メアリーの息子。普段は穏やかだが、正義感が強い性格。一人で自分を育ててくれた母に感謝している

  • エルダ・ラヴレス

    メアリーの友人の伯爵夫人で、詩人バイロンの娘。天才的な数学の才能に溢れた実在の人物。好奇心旺盛。論理的に物事を考えるが、意外と情に厚い

  • アレックス・ダンヴァーズ

    近衛歩兵第一連隊所属の隊長で大尉。自らが殺し、コンラッドが蘇らせた“怪物”が、女王陛下のお茶会に参加できる教育をするようメアリーに依頼する

  • コンラッド・ディッペル

    ドーヴァー近隣の城に住む地主で、医学の心得がある。アレックスが仕留めた女性暗殺集団の頭領の体と、事故で亡くなった村娘の頭部で蘇らせた

  • ジャージダ

    エルシィの過去を知る暗殺集団「7人の姉妹」のメンバー。エルシィのことをアトカースと呼ぶ。慕っていた彼女が組織を裏切ったと思い殺しに来る

  • 学芸員

    ロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)内にある秘密の博物館・黒博物館のキュレーター。所蔵されている犯罪の証拠品の閲覧手配や解説を行う

製品名黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(5)
著者
  • 藤田 和日郎

発売日2023年09月22日

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