著
王 欣太
三国時代の中国。魏に生まれた阿瞞は、乱世に己の宿命を見出し、中華の安定、三国の統一に向けて権力の座へ駆け上がっていく。阿瞞は即ち、魏の武帝・曹操である。四天王をはじめとする熱き魏の武将、董卓、劉備、孫権ほか数々の宿敵。絢爛豪華な男たちに彩られた、乱世の奸雄と畏れられた男の感動の生涯!
※第22回講談社漫画賞 一般部門 受賞
大宦官・曹騰の孫として生まれ、放蕩無頼の少年期を過ごした後、さまざまな戦いを経て、魏王にまで登りつめた、中華最大・最強の軍勢を率いる乱世の覇王。しかし次第に勢いが衰えていく
法に背き、義を重んじる男の生き様を追求する“侠“。遠く皇帝の血を引くと自称する。圧倒的人望を誇りながらも、流浪を続けてきたが、天下人として生きることを決意した
曹操の幼なじみにして従兄弟であり、右腕。矢に射貫かれた自分の右目を食べるほど勇猛な武将
劉備の巨大な器に惚れ込み彼と行動をともにすることを誓った劉備の義兄弟。一時、曹操側についていたが、再び劉備のもとへ戻った
劉備と関羽の義弟。武侠を己の中心にすえ、蛇矛をふるう屈強の猛者
夏侯惇の従弟。曹操が率いる臣の四天王のひとり。赤壁の戦い後、果敢に敵陣へ攻めるように。曹操が魏王になったのち、定軍山で劉備軍に敗れ、戦死する
少年時代に曹操と出会い多大な影響を受け、見聞を広めるため、諸国を漫遊していた。曹操のもとへ帰り、軍師として仕える
仕えるべき主君を探して旅を続け、反感をいだきながらも曹操の軍師に。しかし軍中においてひたすら軍略を追い求め、生涯曹操に仕えることを約束する
曹操がまだ少年だった頃に出会った怪力を誇る武将。少年時代の曹操と旅したことがある。その後再会し、側近となった
呂布のもとで精強なる騎馬軍を率いていた将。敗戦で曹操の配下になった
劉備が助っ人として参戦していた界橋の戦で、敵の軍4万を圧倒する強さを見せつけた。若き日に劉備とともに戦うことを約し、のちに彼の臣下に
異形の才を持つ軍師。三顧の礼により劉備に迎え入れられ、彼の心を激しく揺さぶり、その“天下の器”をはっきり自覚させるに至らしめた
曹操の行いに抵抗するため、乱を起こす。その後、引き合わせられた劉備の人柄に惚れ込み、彼につく
父・孫堅、兄・孫策の死を受け、18歳の若さで江南の地盤と孫氏勢力を継いだ王。赤壁の戦いでは劉備と手を組んだが、後に関羽と対立する
孫堅・孫策・孫権の3代に仕える若き重臣。対曹操降伏論が大勢をしめていた陣営の中で、かたくなに徹底抗戦論を貫き、水軍の総司令官となる
製品名 | 蒼天航路(1) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 1995年10月19日 |
初出 | 『モーニング』’94年47号~’95年6号 |