著
芹沢 直樹
渋谷のさびれたカギ屋の一人息子・猿丸耶太郎。友人からは「サル」と呼ばれ、いつも女のコ、特にアイドルのことばかり妄想しているごく普通の高校生。ところが唯一”普通”でないのが、カギの技術。開けられないカギがないほどの超一流の腕前。そんな彼のもとに様々な仕事の依頼が舞いこみ、難事件や珍事件を解決していく。笑いと感動が詰めこまれた高校生鍵師アクション、渋谷に生きる若者のリアルな姿がここにある。
さびれたカギ屋の一人息子・猿丸耶太郎。アダ名は“サル”(そのまんま)!! カギの技術は一人前、頭の中は女のコの妄想でいっぱい、そんなフツー(?)の彼のもとに、とあるスジから仕事の依頼が・・・・。それが“事件”の始まりだった!!
鍵屋の息子でアイドル大好きの悪ガキ、あだ名は「サル」。開けられないもんはないと豪語する超一流のピッキング技術を持ち、それが原因で数々のトラブルに巻き込まれていく。童貞
耶太郎の家の隣にあるビデオ屋の息子で童貞仲間でいいコンビ。スケベ脳だが男気もあり、いざとなれば自慢の巨漢で体を張る
耶太郎と同じ商店街のタバコ屋の娘。元はクスリの売人をやっていた。耶太郎のことが好きなのだが、素直になれずにキツく当たることが多い
サルたちの住む町の交番勤務の巡査。キャバクラ通いや風俗嬢に入れあげるなど、夜遊びが過ぎるところが目立つが、職務には真面目
渋谷と取り仕切っている「HEAVEN’S CROW(ヘブンズクロウ)」のリーダー。気が荒く手も早い暴君だが、曲がったことが大嫌いで仲間たちからの信頼は厚い
ヘブンズクロウの幹部でサイトウの側近。クールで無口な男だが、チーム内の誰もが認める実力者。規律を乱すヤツが大嫌い
サイトウと中学の頃からの親友で、ヘブンズクロウの創立者でもある。惚れた女を巡りサイトウを恨むようになり、少年刑務所出所後に復讐に出る
ヘブンズクロウ創立メンバーの四人にカラスのタトゥーを彫った女彫師。ジンが惚れていた女で、付きまとわれていた男に怪我を負わされ、消息不明となる
ヘブンズクロウ創立者四人のうちの一人。元自衛隊員で、爆弾の扱いに長けている。生い立ちが原因で渋谷を忌み嫌っており、少年刑務所出所後にジンと組むことに
サルと同じ学校で同級生のギャンブル王。見た目は悪くないが、残念な性格をしており、さらに下半身にコンプレックスがあり未だ童貞
サルと同級生。勉強もできる鉄道その他多方面の知識があるオタク。アキバ系と言われると怒る。悪ガキたちとの繋がりはやはり童貞であること
サルの父親で「猿丸ロックサービス」の店主。ギャンブル好きで、息子にもしっかり遺伝したスケベ脳の持ち主。ただし仕事の腕前は確かではある
製品名 | 猿ロック(1) |
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著者 | |
発売日 | 2003年12月19日 |
初出 | 『ヤングマガジン』’03年第36・37合併号~第44号 |