著
熊倉 隆敏
妖怪が見える姉・静流と、憑かれやすい妹・瑞生。『もっけ』はこんな姉妹の成
長物語でありながら、同時に妖怪現象を通じて民俗学を現代視点から捉え直す意
欲的な試みでもあります。可愛らしくも、閑かに染み渡る優しいストーリー。妖
怪研究家の荒俣宏氏や多田克己氏も絶賛! 単行本には、おまけページとして妖
怪の解説も収録されています。
妖怪が見えるため、お爺ちゃんの住む田舎へ両親と離れて妹とともに暮らすが、寮制の高校へ進学。憑いている人を見ると助けたくなるお人好し
静流の妹。姉と同じく妖怪が見え、憑かれやすいためお爺ちゃんのいる田舎に暮らす。運動神経がいいが憑き物のせいで思い切り運動できないことも
静流と瑞生の祖父。憑いた妖怪を追い払う呪文や身を守るための護法をつけることができる。しかし、滅多なことでないと動いてくれない
静流たちの母。お爺ちゃんは実の父。彼に娘たちを預けているものの、彼女たちに妖怪の話をしてほしくないと思っている
静流の高校の同級生。静流と同じく妖怪が見える。そのせいでつらい思いをしてきたため、妖怪や人に関わらないようにしている
静流の高校の同級生。彼女へ異常に執着し、妖怪の話を聞いたせいで、静流には見えないものが見えるという噂話をばらまく
瑞生たちが住む田舎へ越してきた妖怪が見える小学生。たまに憑かれるが、瑞生が先輩として面倒をみている
お爺ちゃんの隣の家に住む日吉家の娘。静流や瑞生を妹のように気にかけてくれる
静流、瑞生の父。自分の実家の家族から娘たちへの理解がないことは知っているが、彼女たちの味方。おおらかな性格
製品名 | もっけ(1) |
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著者 | |
発売日 | 2002年06月19日 |
初出 | 『アフタヌーンシーズン増刊』2000年第4号、第5号、2001年第6号~第9号 |