【イベントレポート】 「ブルーピリオド展」に行ってきました

2022年6月18日(土)~2022年9月27日(火)まで、東京天王洲の「寺田倉庫G1ビル」で、アート系スポ根マンガとして人気連載中の『ブルーピリオド』の展覧会「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」が開催。実際に現地へ行ってきた体験レポートです。

©山口つばさ・講談社/ブルーピリオド展製作委員会

『ブルーピリオド』は「月刊アフタヌーン」で好評連載中の"アート系スポ根"マンガ。原作は累計発行部数450万部を突破し、2021年にはアニメ化もされた、多くのファンに愛されている作品。

寺田倉庫といえば、昭和25年創業の倉庫業界の老舗。美術品やワインなど高付加価値なモノの保管事業に従事し、業界内でも独自性を発揮し、注目を集めている企業

アートに情熱を燃やすキャラクターたちが織りなす群像劇『ブルーピリオド』と、「価値」の保存と創造に注力し、多くのイベントや美術展会場として選ばれてきた寺田倉庫で開催された「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」。

「これはもう行くしかない!」と、原作ファンであり、寺田倉庫ファンでもある私が行くと決めたのは当然の流れでした。

いざ、会場へ。
一歩足を踏み入れると、目に飛び込んできたのは原作第一話の冒頭シーンが描かれた大きなパネル。会場の雰囲気とみごとにマッチしていて、その先の展示内容に期待感も上昇。

「ブルーピリオド展」みどころ紹介動画|YouTube ブルーピリオド展【公式】チャンネルより

作中絵画や登場人物たちによる美術解説、大画面のシアタースペースでの映像など、『ブルーピリオド』のストーリーをなぞっていきながら、世界観を堪能できる展示構成となっていました。
また、主人公・矢口八虎の視点で作品の世界を一緒に見ていく体験型の内容は、没入感を高めてくれて、ファンとしても大満足の内容。

中でも私のお気に入りは、登場人物の石膏像が並んだスペース。有名なダヴィデ像などの彫刻作品がモチーフになっており、八虎たちが芸術と融合した姿に感動! こちらはデッサンをすることも可能になっており、スケッチブックをイーゼルに立てて鉛筆を握る方も多く、静寂の中に熱気を帯びた空間になっていました。

真剣に作品を楽しみ、真剣にアートと向き合う。「ブルーピリオド展」はそう感じる展覧会でした。会期中はSNSでも大きな話題となり、来場者の方々が目を輝かせていた様子も印象的でした。

今後も作品の盛り上がりに合わせていろいろなイベントが開催されることを願っています!
帰り道、「ちょっと買いすぎたかな?」などと思いつつ物販グッズを満足そうに抱えて帰路についた1日となりました。

【開催概要】
「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」
・会場
寺田倉庫G1-5F 140-0002 東京都品川区東品川2-6-4
・会期
2022年6月18日(土)~2022年9月27日(火)まで
※デジタル展は2022年10月27日(木)まで
公式サイト
公式Twitter


レポート・文/加藤 秀夫

※掲載日:2022年11月8日(火)

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