連載開始当初の苦境をひっくり返し、累計6500万部の大ヒットに! 『東京卍リベンジャーズ』ついに完結!
2017年の連載開始当初、人気が出ずに低迷していた『東京卍リベンジャーズ』。本作品はその苦境をひっくり返して、累計6500万部の大ヒット作品となりました。物語が完結した今、舞台裏を担当編集が熱く語ります。
©和久井健/講談社
「運命をひっくり返せ」
先日"完結"に向けての宣伝案として、ある広告代理店のプレゼンにあったコピーです。言われて、たしかにそういう作品だったのかもしれない、と思いました。
2017年、『東京卍リベンジャーズ』の連載が始まった頃、和久井健先生と僕は、毎週打ち切りの恐怖に震えていました。
アンケートはずっと下位、重版は一度もかからない、映像化なんて夢のまた夢。「不良マンガのアニメは前例がないから、やってくれるところがない」とも言われていました。
それが気づけば、全部ひっくり返っていました。
アンケートは上位常連、単行本は重版、アニメ化も映画化も決まり、TikTokでバズり、いろいろな方々が作品を盛り上げてくれて、今では累計6500万部。担当の僕もひっくり返るようなヒットになっていました。何がきっかけだったのか、今でもわかりません。それらしきものは無数にありますが、どれも違うような気もします。
和久井先生が何かのインタビューで「この作品の成功の秘訣は?」と聞かれたとき、こう答えていて、しびれました。
「毎週毎週、死ぬ気で打ち合わせしてきたからじゃないですか?」運命をひっくり返すのは、派手な一発ではなく、日々の"何か"なのかもしれません。
連載終了発表に際して新宿駅に出した「ありがとう」広告
『東京卍リベンジャーズ』は「週刊少年マガジン」11月16日発売号で連載を終了しました。最終31巻は2023年1月17日(火)、発売予定です。関わってくださったすべての皆さんに感謝して、完結を迎えたいと思います。
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※弊社広報誌「News Clip」Vol.343よりの転載です。週刊少年マガジン編集部の担当がまとめました。