連載40周年! 島耕作の強みは、「知名度」と「共感度」、そして「圧倒的なリアリティ」──企業の課題を解決するマルチIP

1983年に連載がスタートした『島耕作シリーズ』は、サラリーマンマンガの金字塔として知られます。今年は連載40周年のアニバーサリーイヤー。さまざまな企業や行政の課題を解決してきた、最強のビジネスマン・島耕作の強み、起用法について、講談社 ライツ・メディアビジネス局 IPビジネス部 副部長 岩切秀一が解説します。

講談社 ライツ・メディアビジネス局 IPビジネス部 副部長 岩切秀一。
今回解説する島耕作は、課長から社長へと出世の階段を登り、現在は社外取締役に就任している


私たちと同じ時間を生きる「島耕作」が持つ、圧倒的なリアリティ

──サラリーマンマンガの金字塔『島耕作シリーズ』。まずはあらためて、その魅力について、教えてください。

岩切 シリーズ累計発行部数4700万部を超え、サラリーマンのバイブルとも称される『島耕作シリーズ』は、今年連載40周年を迎える人気作品です。その知名度、共感力の高さは、サラリーマンマンガ随一ではないでしょうか。

大手電器メーカーに勤務するサラリーマンの島耕作が歩んできた道は、非常にリアルで、多くの問題と直面しながらも、必死に前進しようとする姿に、勇気をもらった読者も多いと思います。

さらに島耕作は、マンガのキャラクターでありながら、私たち同様、年を重ねているのも特徴のひとつです。ですから、マンガの世界であるはずなのに、まるで並行世界に本当に実在するようなリアリティがそこにあるわけです。同じ時間を生きている。その点も、読者が共感しやすいポイントになっているように感じます。

自分と重ね合わせる読者が多いこともあって、島耕作が社長となった2008年には、実際にリアルで「社長就任会見」も開催され、大きな話題となりました。その後、会長、相談役を経て、現在は社外取締役に就任。苦難を乗り越えてきたからこそ、島耕作のメッセージは、マンガという枠組みを超えて、深く私たちの心に届くのだと思います。

『島耕作シリーズ』の持つ共感力、説得力の高さは、40年という歴史とともに育まれたチカラとも言える ©弘兼憲史/講談社


高い知名度と説得力によって、多くの企業の課題解決に寄与

──島耕作はこれまで、その高い「説得力(訴求力)」を活かして、実在する多くの企業とコラボレーションを展開。最強のビジネスマンとして、さまざまな課題解決にも寄与してきました。

岩切 はい。『島耕作シリーズ』のIPとしての強みは、やはりその、圧倒的な知名度の高さでしょう。マンガを読んだことがなくても、島耕作を知っている、という人は非常に多く、島耕作が出ている、というだけで、つい見てしまう吸引力があります。

ですから、企業とコラボレーションすると、ネットニュースや新聞・雑誌、ときにはテレビで取り上げられるケースも多く、「大きなPR効果が期待できるIP」として認知していただいています。その影響力に着目していただき、企業だけでなく、自治体とも多数のコラボレーションを展開しています。

C-station事例紹介「長野県×島耕作」では、行政情報をわかりやすく届けることで、課題解決に寄与した 
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多種多様な業種と相性がいい「マルチIP」

──『島耕作シリーズ』は、ビジネスマンに支持されているイメージがあります。具体的に、相性のいい業種やターゲットはあるのでしょうか。

岩切 サラリーマン社会を題材にして長く人気を博しているシリーズとあって、30代以上のビジネスマンへのアプローチには抜群の効果を発揮する傾向にあります。また親和性の高い業種も幅広く、BtoB向けの商材はもちろん、食品、飲料、アパレルから地方自治体や官公庁まで、toCに向けた情報発信とも相性がよく、まさに「マルチIP」と呼ぶに相応しいキャラクターです。

また『島耕作シリーズ』ならではの強みとして、島耕作には、さまざまなバリエーションがあることが挙げられます。
現在の「社外取締役」はもちろん、「課長」「社長」さらには「ヤング」時代まで、届けたい相手に合わせた島耕作を起用できるというのも、大きな魅力のひとつです。

ちなみに、「島耕作」のIP使用については、C-stationでもホワイトペーパーのご用意がありますので、基礎的な情報や、キャラクター使用の流れについては、ぜひそちらを参考にしていただけたらと思います。
https://c.kodansha.net/news/detail/35233/

『島耕作シリーズ』のコラボ事例〜起用法のヒント〜

──島耕作、起用法のポイントがわかる、コラボ事例を教えてください。

岩切 島耕作は、リアリティを持ったキャラクターですから、企業の方と対談するといったことも可能です。これはまさに、企業とのコラボレーションならではの企画ですよね。

対談する場合、島耕作が聞き手となるケースが多いです。商品・サービスの開発者や担当者に、「これの良さはどこですか?」「このサービスはいかにして生まれたのですか?」と、ユーザー目線の質問をすることで、自然なサービス訴求を実現します。

ここでも「島耕作が関心を寄せている」という構図によって、「広告」ではなく「コンテンツ」として情報を届けることが可能です。また、島耕作を介してメッセージを届けることで、客観性と説得力が生まれることも大きなメリットでしょう。

対談風記事のイメージ。
読売新聞に掲載された本タイアップでは、社外取締役・島耕作が、日本FP協会理事長と対談を実施


事例 ビジネスデニムが大ヒット! 「デニスラ」(株式会社エドウイン「EDWIN」)

株式会社エドウインは、ビジネスシーンはもちろんオフにも対応する新しいカジュアルデニム「デニスラ」のプロモーションに、島耕作を起用しました。

ビジネスにも使えるデニムを広く訴求すべく、白羽の矢が立ったのが、最強のビジネスマン・島耕作でした。結果、「あの島耕作も穿いているデニム」というポジティブなイメージが浸透し、シリーズ累計15万本以上を売り上げる大ヒット商品となりました。

リアルさを出すため、デニスラを実際に身につけた島耕作を弘兼憲史先生が描き下ろした

事例 実在する企業の「社外取締役」に就任!(株式会社アクト)

サイバーセキュリティ対策をはじめ、IT問題の悩み解決に取り組む株式会社アクトは、自社のセキュリティサービスの認知度をあげるために、キャラクターIPの活用を考えていました。

そこで、企業のサイバーセキュリティ対策の重要性を世の中に伝えていく存在として、島耕作を社外取締役に起用。サラリーマン人生でこれまで数多くの問題を解決してきた島耕作が、アクトのアドバイザーとして、サイバーセキュリティ被害への危機感を伝える広告手法はネットニュースになるなど大きな注目を集め、同社製品の認知度向上にも大きく貢献しました。

株式会社アクトは、「島耕作」を社外取締役に起用した


講談社メディアと組み合わせることで、リーチをさらに拡大!

『島耕作シリーズ』は、単体でも大きな効果を発揮しますが、講談社メディアとコラボレーションすることで、リーチをさらに拡大することが可能です。

マンガ雑誌にライフスタイル誌、ビジネス情報メディアなど、講談社には多種多様なメディアがあります。ターゲットと合致するメディアへの出稿はもちろん、講談社メディアデータを活用した広告配信サービス「OTAKAD」を併用するのも、おすすめです。

40周年の節目に、社会貢献に立ち上がった「島耕作」

2023年、『島耕作シリーズ』は連載40周年を迎えます。このアニバーサリーイヤーに、島耕作は「社会をよくする企業応援プロジェクト」(※)のアンバサダーに就任。"社会をよくしたい"と考える企業を全力で支援します。

※マンガマーケティングの株式会社シンフィールドが発足したプロジェクト。その第一弾として島耕作が参画。このプロジェクトでは、社会課題の解決や社会に貢献したい企業をIPの力で支援することで、よりよい社会を創り出すことを目指している。

本プロジェクトの支援内容は、大きく3つあります。
広告販促支援」「集客支援」、そして「情報発信支援」です。

今回、社会貢献のために立ち上がった島耕作が支援するのは、連載40周年にちなみ、"40社限定"。プロジェクトの参画については、複数のプランがありますので、最適な活用方法を検討可能です。

アニバーサリーイヤーは、ファンにとっても特別なものです。ぜひ企業の皆さまと一緒に、本プロジェクトを盛り上げていけたら幸いです。

「社会をよくする企業応援プロジェクト」の詳細は、下記URLよりご覧ください。ご興味のある方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。
https://go.c.kodansha.net/cstationbiz_shimakosaku

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