名作・傑作多数! 「月刊少年シリウス」が創刊20周年を迎えました!
『はたらく細胞』『転生したらスライムだった件』『バーサス』『傷モノの花嫁』、 そして豊富な「異世界もの」。大ヒット作を続々と世に送り出してきた講談社の「月刊少年シリウス」が創刊20年の節目を迎え、同誌のこれまでとこれからを編集長が語ります。
急成長で上書きしていこう! 恍惚と不安のシリウス20周年!!
2005年5月に「月刊少年シリウス」は創刊されました。なかなか利益を出せる部署にはなれず、ラノベ編集部さらにはマガジンエッジ編集部と合併し「シリウス・ラノベ編集部」「シリウス・ラノベ・エッジ編集部」となった時期もありました。今はシンプルな「シリウス編集部」として20周年を迎えることとなりましたが、すべては猛烈に働く作家さんたちと部員と関係各位のおかげです。心より感謝申し上げます。
現在も連載中の作品や受賞作品、TVアニメや舞台といったメディア化作品も多数
創刊からの長い赤字時代を支えた『怪物王女』『夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~』『将国のアルタイル』『妖怪アパートの幽雅な日常』はTVアニメ化され、『進撃の巨人 Before the fall』は第1巻50万部の大ヒット。
10年後の2015年は『はたらく細胞』『転生したらスライムだった件』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』が連載開始のビンテージイヤー。その手ごたえを元に、電子コミック配信サービスである「ニコニコ漫画」での「水曜日のシリウス」(通称:水シリ/2013年7月創刊)をフル活用した容赦なき「異世界もの」攻勢で、赤字解消への道を真っ黒に舗装していくことになるのです。
シリウスの代名詞ともなる作品が誕生した飛躍期の作品群
『転生したらスライムだった件』『はたらく細胞』"水シリ"の上げ潮の中、光永康則先生とヤスダスズヒト先生が本誌で2本ずつ連載したり、他誌で大活躍された馬場康志先生や高田裕三先生が異世界ものを描いたり、できるスピンオフは全部やったりと、じつにシリウスらしいあれこれを試行して参りました。
その結果、『戦車椅子-TANK CHAIR-』『バーサス』『タワーダンジョン』などの作品が国外市場にリーチしたり、女性向けジャンルとして『傷モノの花嫁』『デキる猫は今日も憂鬱』といった作品が勃興したり、シリウスらしくないジャンルと思われていた『ブレス』『ドクターチルドレン~小児外科医~』が売れたり、2024年の高校野球ではTVアニメ化で大きな話題になった『しかのこのこのここしたんたん』のオープニングテーマが応援歌になったりしてきました。
現在は多言語で翻訳され、グローバルなファンを獲得する作品も多数
また、"らしくない"と言われたジャンルの作品もヒットしている
つまるところ我々はとんでもない成長を遂げたと言ってもいいでしょう。......どうでしょう?
2025年5月末には、周年プロモーションが始まります。シリウスは今、こんなに幅広く作品を展開しているということを伝えるつもりです。
※弊社広報誌「News Clip」Vol.367よりの転載です。シリウス編集部がまとめました。