東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー(4)
東京都の外国人居住者の数、55万人。そこには55万の人生がある。 犯罪に関わってしまった外国人による事件と向き合う、警視庁 国際捜査係の鴻田麻里と警察通訳人の有木野了。 東新宿署に、新たな刑事が着任した。鴻田の相棒になったその男の名は、阿川博也。 型にとらわれない阿川とすぐ打ち解ける鴻田だが、どういうわけか有木野は「阿川を信じるな」と釘をさす。 一方鴻田は、犯罪組織「ボランティア」を調べる中で、3年前の不祥事に迫っていく。 そこに有木野、そして阿川と深い関わりのある「織田」という人物の存在が浮かび上がり──? 破天荒な女性警察官とゲイの警察通訳人の最強バディ2人が向き合う、技能実習生の窃盗疑惑、そして有木野の過去に迫る第4巻!!