係長 島耕作(3)
島耕作は大手電器メーカー・初芝の社長。 かつて島は、出世には不利だと知っていながら、 社内のどの派閥にも属そうとしなかった。 しかしながら誠実に仕事をこなし、確実に実績を築いていった結果、 島は若くして課長に昇進。 その後も順調に会社に貢献していく。 そして、社長になった現在でも、仕事に対するひたむきさが変わることはなかった。 この物語はそんな島の係長時代の物語である。 今年もまた春の人事異動がやってきた。島はクリスマスツリーの一件で取締役の宇佐美の反感を買い、課長への昇進は見送られてしまった。悔しさは残るものの、相変わらずのマイペースで仕事に打ち込む島のもとに、新入社員のじゃじゃ馬娘、プレイボーイの先輩、元ヤンの上司の妻など、一癖も二癖もある人物たちがやっかいごとを持ち込んでくる。――泣ける、笑える、共感できる!若きサラリーマン島耕作の奮闘劇がここに!